クルマを買うなら「新車」と「中古車」どっちが良い? それぞれのメリットを徹底比較
憧れのクルマが割安で買えるのが「中古車」の魅力
それでは、中古車を購入する場合はどうでしょうか。
中古車の最大の魅力は、何といっても高嶺の花だったクルマが安く購入できることです。または生産終了してしまったクルマも選ぶことができることでしょう。
新車ではさまざまな諸経費が掛かりますが、中古車の場合は「車両本体価格」と「環境性能割」「自動車税」「消費税」「自賠責保険」などは一緒ですが、車検が残っている車両の場合は「自動車重量税」を改めて支払う必要はありません。
もっとも、決して店舗がサービスしてくれているわけではなく、すでに登録済み(支払い済み)なので、車両本体価格に組み込まれていると考えていいでしょう。
ただし、中古車は、新車とは違って1台1台の状態が違います。10台あれば10人の前オーナーがいて、それぞれの運転のクセや走行状況、駐車環境の違いによって程度にバラツキが生じています。そのなかから自分の予算や希望に合う1台を探すわけです。
「新車だとさすがに高額なので、中古の輸入車に乗っています。もちろん新車のようなシャキッとした感覚は薄いですが、それでも個性的なクルマを割安で購入できるのはありがたいです。ただしメンテナンスはマメにおこなう必要があります」(40歳代・男性)
「人気の新車は納期も時間がかかるので、新古車で時短をはかっています。またものによっては後付けすると高額なカスタムパーツがついている中古車もあり、その場合はお得感も大きいと思います。
また、新車の場合は似たようなライバル車を比較するのに対し、中古車はミニバンとスポーツカーを比較できたりと、選び方の敷居が低いのも大きな魅力です。実際私は、予定とは違うジャンルの中古車を購入しました」(30歳代・男性)
中古車の場合は、同じ車種でも1台ごとにカラーや走行距離、装備にも違いがあり、それが車両価格に反映されています。
つまり同じ年式でも程度が良いものは高く、程度が悪かったり人気がない車種は安くなっています。
お金はかかるけれど心配いらないのが新車、クルマを見極める力が必要ですが割安で購入できる中古車。
または、先進の安全装備が欲しいなら新車や未使用車(新古車)、良いものを安く買って満足感を求めるなら中古車という選び方もあります。
また、中古車は壊れやすいというのは、過去の話です。もちろん新車のような完全な状態ではありませんが、現代のクルマであれば「使用感」はあるものの、事故や大きな修理を施した「修復歴」がないクルマであれば、特別なメンテナンスの心配はいらないでしょう。
ただし中古車の場合、ローンは組めてもリース契約はほとんどありません。そういった意味からも新車より選ぶ楽しさがある半面、クルマの状態は自己責任になってくるというわけです。
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