フルモデルチェンジするのか消滅か? この先どうなるか不安な車3選

大規模なテコ入れがおこなわれるも先行き不安なモデルとは!?

●日産「マーチ」

安全性能の大幅なアップデードによって延命が図られた「マーチ」
安全性能の大幅なアップデードによって延命が図られた「マーチ」

 次世代のグローバルコンパクトカーとして1982年にデビューした日産初代「マーチ」は、巨匠ジウジアーロの手によるデザインで、シンプルな造形ながらスタイリッシュなフォルムを実現し、安価な価格が相まって大ヒットを記録。

 欧州でも1983年に「マイクラ」の名で販売されると、当時、日産車のなかでもベストセラーとなり、グローバルカーとして成功を収めました。

 そして、現行モデルのマーチは2010年に発売された4代目で、生産はタイでおこなわれ、日本に輸入されるかたちで販売されるモデルです。

 もともと歴代マーチはロングセラーばかりで、初代が10年、2代目も10年、3代目が8年販売され、4代目も発売から丸10年を経過しました。

 現在、欧州ではマイクラはマーチとは異なる独立したモデルとして展開されており、日本と同様のマーチ(マイクラ)は、アジア圏や南米など、地域を限定して販売されています。

 発売当初はベーシックグレードで100万円を切る魅力的な価格によって、好調な販売を記録していましたが、現状は激戦のコンパクトカー市場において存在感が希薄で、販売は苦戦を強いられている状況です。

 2020年7月に、国内モデルでは車両や歩行者との衝突回避、衝突による被害軽減を支援する先進安全装備の充実が図られる改良がおこなわれましたが、その後、販売が好転したとはいえません。

 延命が図られたマーチですが、今後の去就は不透明な状況です。

※ ※ ※

 新型車の開発には莫大な費用と時間、労力がかかりますから、本来、メーカーとしてはなるべく長く、多くの台数を売ることを目指します。

 一方で、自動車を取り巻く環境の変化に対応しなければ、商品力の低下は避けられません。

 ひと昔前に比べて変化のスピードも急激ですから、5年先、10年先を見据えた開発というのも、難易度がかなり上がってしまったのではないでしょうか。

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Writer: くるまのニュース編集部

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