名前は知ってるけどアナタは誰? 海外で独自に進化した車5選

現行モデルも海外では独自に進化?

●ホンダ「オデッセイ」

 海外で独自に進化したミニバンとして、北米で販売されているホンダ「オデッセイ」があります。

 北米版オデッセイは、初代こそ日本と同じですが、2代目以降はかつて日本で販売されていた「ラグレイト」がベースとなりました。

ホンダ「オデッセイ」(北米仕様)
ホンダ「オデッセイ」(北米仕様)

 現行モデルは2017年に登場した5代目で、デザインは最新のホンダフェイスになっていますが、日本のオデッセイよりも控え目なグリルを装着。

 ボディサイズは全長約5161mm、全幅約1993mm×全高約1767mmという迫力満点のラージサイズミニバンです。

 パワートレインは、可変シリンダーシステム(VCM)という走行状態に応じて気筒休止を備えた、3.5リッターV型6気筒エンジン(最高出力280馬力)を搭載。日本のようなハイブリッドモデルはありません。

 このオデッセイは、北米市場において10年連続でミニバン販売ナンバー1を記録。ファミリー向けの機能性やスポーティな運転性能を有するミニバンとして人気があります。

●スズキ「ワゴンR」

 スズキ「ワゴンR」といえば軽自動車のハイトワゴンですが、2013年よりインドネシアで販売されています。

 インドネシア版ワゴンRは、同政府の「LCGC(Low Cost Green Car)」政策に適合するモデルとして開発され、初めてクルマを購入する若年層をターゲットとするエコカーです。

 2014年には「ワゴンR GS」という新グレードを発売。スタイリッシュな外観デザインと、黒を基調とした質感の高い内装を採用しました。

 このワゴンR GSは、日本で2012年まで販売されていた2代目「ワゴンRスティングレー」をベースに、1リッター直列エンジンを搭載。トランスミッションは、5速MTと5速AMTです。

 1リッターエンジンを搭載するためにエンジンルームが拡大されており、ボンネットからフロントフェイスにかけたデザインは、ワゴンRスティングレーから変更されました。

 なお、インドネシアだけでなく、パキスタンやインドでも、それぞれの国のニーズに合わせたワゴンRが販売されています。

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※ ※ ※

 日本で販売されていたモデルでも、海外ではその国のニーズに合わせた仕様へと進化したモデルが存在しています。

 逆に、日本でしか販売されていない軽自動車は、海外ユーザーから羨ましいと思われているようです。

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