名前は知ってるけどアナタは誰? 海外で独自に進化した車5選
日本で販売されているモデルや、かつて販売されていたモデルのなかには、同じ名前で海外へ渡り、独自の進化を遂げているものがあります。まったく別のクルマになったモデルを5台紹介します。
かつて販売されていたクルマが海の向こうで別のモデルになった!?
国産自動車メーカーは、グローバルでクルマを販売しており、日本よりも海外が主体になっているメーカーもあるほどです。
そして、海外で販売されている日本車のなかには、現地のニーズに合わせて、日本仕様とはまったく別のモデルに独自進化しているものがあります。
今回は、海外で独自に進化したクルマを5台ピックアップして紹介します。
●ホンダ「エリシオン」
2004年に国内で登場したホンダ「エリシオン」は、フラッグシップミニバンとして2013年まで販売されていましたが、現在は中国専用車となりました。
現在は2代目にモデルチェンジしており、日本の5代目「オデッセイ」とは兄弟車にあたりますが、ボディサイズはエリシオンのほうがひと回り大きくなっています。
外観デザインは、4つのクリスタルダイヤモンドLEDヘッドライトと水平基調の大型グリルを装備。メッキパーツも多用することで、中国の富裕層が好む豪華な仕様としました。
内装はシンプルなデザインであるものの、センターコンソール全体が手触りの良い革で包まれており、高級感のある造りが特徴です。
パワートレインは、2.4リッターガソリンに加え、2リッターハイブリッドが用意されています。
おもてなしを重視する中国らしく、2列目シートを前後に超ロングスライドする機構や車両に触れずにスライドドアの開閉が可能な「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」も採用されました。
●トヨタ「スターレット」
トヨタが1999年まで販売していた小型車「スターレット」。21年ぶりに車名が復活し、2020年9月中旬から南アフリカでの販売を皮切りに、アフリカ47か国で導入されることになりました。
アフリカ仕様のスターレットは、ボディサイズが全長3995mm×全幅1745mm×全高1470mmの5ドアハッチバックボディで、乗車定員は5名です。
搭載されるエンジンは1.4リッターガソリンで、最高出力92馬力、最大トルク130Nmを発揮。組み合わされるトランスミッションは4速ATと5速MTとなります。
この新型スターレットは、スズキのインド法人であるマルチ・スズキが生産する「バレーノ」のOEMモデルです。
なお、バレーノは日本でも販売されていましたが、2020年6月頃に販売を終了しています。
●三菱「パジェロ」
日本では2019年8月に生産終了となった三菱「パジェロ」ですが、タイをはじめとするアジア圏では「パジェロスポーツ」というモデルが販売されています。
パジェロスポーツは、パジェロで培ったオフロード性能と耐久性に加え、乗用車並みの快適性、機能性を融合させたミドルサイズSUVです。
三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を進化させたワイド感を強調するデザインとし、本格四駆のパジェロとはひと味違う上質さを感じさせます。
パワートレインは、2.4リッターディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせにより、高い環境性能と軽快な走りを両立。
4WD車には、あらゆる路面状況で最適なトラクション性能と優れたハンドリング性能を両立する「スーパーセレクト4WD-II」を搭載し、悪路での走破性を高めています。
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