見た目は派手! 中身は「RAV4&プロボックス?」 バディとカスタム仕様の反響は?
無難ながらどこかに個性を求めるという矛盾めいた考えを持っている日本人ですが、それはクルマに対しても同じようです。トヨタ「RAV4」をベースとした光岡「バディ」や、トヨタ「プロボックス」を架装したリノカの「ユーロボックス」は、多くのユーザーが注目しています。見た目が派手でも中身は堅実なほうが良いのでしょうか。
見た目と中身のギャップに惹かれる?
日本人の性格として、「他人と同じものに同調する」と「他人とは異なる個性が欲しい」という相反する考えがあります。
無難ながらどこかに個性を求めるという矛盾めいた考えを持っている日本人ですが、クルマではどうでしょうか。
今回は、中身は王道派ながら外観は個性派という、話題の光岡「バディ」とトヨタ「プロボックス」のリノベーションモデルとなる「ユーロボックス」について、クルマ好きとクルマに関心が高くない人、それぞれの反響を紹介します。
最初に紹介するのは、2020年11月26日から先行予約が開始されているバディ。
このバディは、外観は往年のアメリカンテイストを強調するようなメッキ加飾が施され、迫力のあるフロントフェイスを採用したまさに個性の塊です。
しかし、中身はベースとなるトヨタ「RAV4」と同等で、2リッター直列4気筒エンジンにCVTを組み合わせたガソリン車(2WD/4WD)と、2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターに電気式無段変速機を組み合わせたハイブリッド車(2WD/E-Four)を設定しています。
安全・快適機能でも基本的には、RAV4に採用されるトヨタの予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」に準ずるものを搭載。
悪路走破性能でも、ガソリン車では「ダイナミックトルクベクタリングAWD」と「ダイナミックコントロール4WD」、ハイブリッド車では電気式4WDシステムとなるE-Fourを採用するなど、ベースのRAV4と同じ信頼性や高い性能を誇っています。
そんなバディについて、クルマ好きからは「RAV4と同等性能でアメリカンなデザインはアリだと思う」や「アメ車は憧れるけど、サイズや燃費がネックだったが、これなら理想と現実が上手くミックスして良いかも」という声がありました。
一方で「トヨタやRAV4ブランドを捨ててまで、このデザインは欲しくない」や「サポートの面でディーラーの対応などが心配」といった意見もあり、クルマ好きとしては、個性が出せる部分は評価しつつも、実際に所有した際の不安要素が残るようでした。
対して、クルマに関心がないユーザーにバディとRAV4を見せたうえで反響を聞くと「外車みたいな派手なデザインがカッコイイ!」や「外見が派手で中身が国産車なら信頼出来るかも」という意見や「これなら煽られなさそう」と昨今のあおり運転防止にも繋がるという声がも見受けられます。
マイナスな意見としては、「派手すぎて近所で目立ちそう」や「メッキが多くて、ぶつけたら面倒な気がする」という個性過ぎる外観デザインを気にするようでした。
また、バディの価格がベースのRAV4より高くなることや、年間300台(2022年度以降)について、クルマ好きは次のようにいいます。
「RAV4のエントリー価格が約274万円なのにバディは約470万円と200万円高くなるのが気になる。
細かな部分にこだわって外装パーツを作っているのだと思うけど、ベースを知っていると外観デザインだけにこの値段は払えないかも。
あと、2021年は完売、2022年以降も300台といざ欲しくても、数年先まで手に入らないのは、欲しい人にとってはハードルがさらに上がりそうなので、デザインはスゴい良いと思うけど、購入するのは難しいかもしれない」
一方、クルマに関心の無いユーザーは、次のように話します。
「このデザインが気に入れば、値段が高いことやクルマが届く時期が長かったとしても買うと思う。
ただ、クルマに興味ない人だと、ほかの人が乗っているクルマでいいや、となるので、そうするとRAV4を選ぶのが大半かと思います」
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クルマは、新車でも中古車でも家の次に大きな買い物だといわれています。
そうした高額商品のなかで、自分が気に入った物であれば、「欲しい!」というのが人間です。
しかし、実際には周りの目や価格(維持)といったさまざまな要素をクリアしたうえで、購入に至ります。
バディはそうしたユーザーの物欲や所有欲を上手く捉えた1台といえそうです。
またこの車?
プロボックスの後ろ姿出せない理由でもあるの?
プロボックスのやつは後ろほぼ手が加わってないからみせたくないんでしょう。公式サイトに360°ビューがあるよ。