スバル新型「BRZ」に「86」オーナーも期待!? 細マッチョに進化する次期型の評価は?
排気量アップによる走りの違いに期待
初代86&BRZのオーナーは新型BRZについてどう思っているのでしょうか。
実際に乗ってきたからこそ、新型に期待する部分もあるでしょう。まずは見た目の印象から聞いてみました。

「最初、シルバーのボディカラーのBRZを見たときはイマイチかなとも思いましたが、WRブルーの画像を見て、新型のデザインもかっこいいと思いました。新しい形状のヘッドライトやテールランプ、サイドのエアアウトレットなどに新しさが感じられます」(初代BRZオーナー・40代男性)
「フロントマスクが少し精悍になりましたね。全体的にはキープコンセプトなので、初代オーナーとしては極端に変わらなかったのは嬉しいところです。全体的に細マッチョな感じで初代より塊感みたいなものを感じます」(初代86オーナー・20代男性)
「リアのダックテールが印象的です。初代のウイングと同等の効果が得られるなら、スッキリして洗練された印象になりそうです。ただ、思ったより地味な印象も受けました」(初代86オーナー・30代男性)
初代オーナーの皆さんにとっては、キープコンセプトな新型のエクステリアは概ね好評のようですが、初代よりも新型のほうが筋肉質な印象を受ける人も多かったようです。
一方で賛否両論あったのがインテリア。とくにインパネは7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用したことで、かなりスッキリした印象ですが、スポーツカーらしさが薄れた感じもします。
「インテリアはスッキリしていていいと思いますが、デジタルメーターがシンプル過ぎて、これなら初代のほうが私は好きです」(初代BRZオーナー・40代男性)
「使い勝手が良さそうですが、その反面、乗用車のようでスポーツカーっぽさがなくなった印象を受けます。まぁ乗れればすぐに慣れるんでしょうけど」(初代86オーナー・20代男性)
「デジタルメーターの採用とセンターコンソールのナビ画面が大きくなったのは時代の流れでしょう。ただ、エアコンの操作スイッチのレイアウトなどが同じようなデザインながら、メッキパーツが減ったことで、逆にスバルっぽい生真面目さが前面に出てしまった感じもします。もう少し遊び心や色気も欲しかったです」(初代86オーナー・30代男性)
また新型BRZの最大の変更点であるエンジンの排気量アップについて。ターボやスーパーチャージャーには頼らず、2.4リッターへと変更されました。
「日本だと自動車税の区分がひとつ上がってしまうのが残念ですが、排気量アップで走りにどんな影響があるのか楽しみです」(初代BRZオーナー・30代男性)
「個人的には2リッターのままスーパーチャージャーでハイパワーにして欲しかったです。排気量アップで余裕が生まれるのはいいのですが、そのぶんマイルドな味付けになっていないかが心配です」(初代86オーナー・20代男性)
「正直2リッターではパワー不足を感じていたので、2.4リッターでトルクも太くなったのは朗報です。しかし、排気量がアップするということは価格アップが確実で、さらに若者が手を出しにくくなってしまうのが残念。振り回すというより、よりGTっぽくなってしまうとトヨタ『スープラ』とバッティングしそうです」(初代86オーナー・30代男性)
6速ATモデルに「アイサイト」を搭載することについては、「BRZにアイサイトの必要性は感じませんが、他社のスポーツカーには自動ブレーキを搭載する車種もあるので、MTモデルにも何らかの先進安全装備がついて欲しかった」との意見もありました。
確かにこれからのスポーツカーは先進安全装備が搭載されていることが必須条件になってくるでしょう。マイナーチェンジなどで改良されることを期待したいです。
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2020年8月をもって初代BRZの生産は終了していますが、現状では初代86はまだオーダーが可能です。しかしこれももうすぐオーダーストップとなるのでしょう。
まだ詳細が明らかになっていない新型86ですが、もし発売されるとなればエンジンが2.4リッターになることは確実。あとは、どのようなデザインで登場するのかが気になるところです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。











































