激売れもなぜ姉妹車SUVで明暗? 「ライズ」と「ロッキー」 要因はSUVラインナップ?

売れ行き好調「ライズ」に対する「ロッキー」の販売状況は?

 好調なライズに対し、ロッキーの販売状況はどのようになっているのでしょうか。ダイハツの販売店スタッフに聞いたところ次のように話します。

トヨタ「ライズ」(写真左)とダイハツ「ロッキー」
トヨタ「ライズ」(写真左)とダイハツ「ロッキー」

「ダイハツの小型車ラインナップには、ロッキーのほかに『トール』や『ブーン』がありますが、両車はカテゴリとしてはコンパクトカーにあたるモデルで、コンパクトSUVとしてはロッキーしか設定がありません。

 それによって、SUVをお求めのお客さまが来店された場合は“ロッキー指名買い”といった状況になります」

 トールは、1735mmという高めの全高と後席スライドドアが特徴の小型トールワゴンで、ブーンは多くの立体駐車場に対応する1525mmの全高とオーソドックスな後席ヒンジドアを採用するコンパクトカーですが、どちらもロッキーと比較検討する存在にはなりにくい状況。

 そのため、“ロッキー指名買い”を考えていたユーザーには発売から数か月でいき渡り、ほかのダイハツ車を検討している人からの流入は少ないということが考えられます。

 そのうえで、前出のダイハツの販売店スタッフは次のようにも話します。

「弊社にはSUVタイプの軽自動車として『タフト』が存在します。そうしたこともあり、ロッキーとタフトを乗り比べた結果『軽のタフトでもよく走る』と感じていただけたり、『5名も乗車しないなあ』と判断されることで、悩まれるお客さまも見受けられます。

 ただダイハツに来店されるお客さまは、維持費などを考慮した結果、軽自動車を選ぶ方も多い印象です」

 タフトは2020年6月10日に発売した軽SUVですが、2020年4月1日から先行予約が開始されていました。ライズに対するロッキーの販売台数が落ち込みはじめたのが2020年5月ということから、タフトの登場がロッキーに影響していることも十分考えられます。

※ ※ ※

 新車の購入に至るためには、来店目的が何であれ、実物を見て気に入るというプロセスを経ることが重要といえるのかもしれません。

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1件のコメント

  1. 商品力ではなく顔の好みと単にブランド力の違い。
    保守的な田舎ならなおのこと、トヨタという名前が強い。
    店舗数については業販店が強いダイハツでは決して劣るものではないし
    体感ながら両方売れる立場からしたら値引き後価格が10万くらいの差ならトヨタが選ばれる傾向がある。

    本当に中立の記事なら書けばいいと思う。
    「さすが、トヨタは強い」と

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