今もデートカーは健在? 昭和から令和の30年 恋人とのデートは時代で変わる?
時代は変わってもドライブデートは不滅? 現代のデートカーとは
現代でもモテる男性の条件には「クルマ持ち」という要素が入っています。
また、前述のように理想のデートシーンとしても「ドライブデート」は人気だといい、クルマの所有方法は変わってもドライブデートのニーズには変わりはありません。
では、令和の現代において、デートカーと呼べるモデルには何があるのでしょうか。
前述とは別のレンタカー店スタッフは、次のように話します。
「若年層やカップルで借りにくる人のなかには、運転に慣れていない人も多数おります。
そうした人達には、やはり軽自動車やコンパクトカーが人気ですが、最近ではSUVブームやアウトドアブームということもあり、トヨタ『RAV4』や日産『エクストレイル』が人気なほか、直近ではトヨタ『ヤリスクロス』を希望される人もいます。
また、スズキ『ジムニー』もそのデザイン性の高さから借りられる傾向は高いです」
現代の若者にとっては、かつてのデートカーのような車高の低さや、クーペのようなスタイリングは重要ではないようです。
選ばれるクルマの要素として、扱いやすいコンパクトカー、燃費のいいハイブリッドカー、快適性やアウトドアテイストのあるSUVに人気が集中しているといえます。
では、スポーツカーなど2シーターモデルの人気はどうなのでしょうか。
「デートでスポーツカーを借りられるケースは減っていると思います。とくに、MT車は選ばれることは少ないです。
以前もMTに慣れていない男性がデートで借りられて、エンストを連発したらしく、返却時に『次は絶対AT車にします』といわれたことがあります」(レンタカー店)
※ ※ ※
クルマを取り巻く環境は、昭和から平成、令和と大きく変化しました。
昭和の頃は、クルマを持つことはステータスといわれましたが、現代ではクルマのほかにもスマートフォンやSNSなど、趣味や娯楽の選択肢は多様化しています。
さらに、都市部では公共交通機関の発達やカーシェアリングの充実などクルマを所有する必要性を感じない若者も増えています。
しかし、恋人やパートナーと一緒にクルマに乗るニーズは消えていません。
クルマは密室となり、恋人と大切な時間を過ごすにはピッタリな移動手段といえます。
恋人事情は、変化するニーズは多数あれど、変わることのないニーズはしっかりと残り続けるのです。
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