トヨタ新型「ラッシュ」発売!? 全車3列&安全面を刷新へ 昔のラッシュと何が違う?

フィリピンでトヨタSUVの新型「ラッシュ」が2020年11月26日に発売されました。かつて日本で販売されていたラッシュとは何が違うのでしょうか。

日本のラッシュと何が違う?

 かつて2006年から2016年まで日本で発売されていたコンパクトSUV「ラッシュ」は、ダイハツ「ビーゴ」のOEMとしてラインナップされていました。
 
 その後、事実上の後継モデルとして「ライズ(ダイハツ「ロッキー」のOEM)」が登場し、爆発的な人気を博しています。
 
 一方、フィリピンでは2020年11月26日にマイナーチェンジしたラッシュが発売されましたが、かつてのラッシュとは何が違うのでしょうか。

フィリピンで発売された新型「ラッシュ」。かつて日本で発売されていたラッシュとは異なる存在
フィリピンで発売された新型「ラッシュ」。かつて日本で発売されていたラッシュとは異なる存在

 かつて日本で販売されていたラッシュは、ベストコンパクトSUVを目指した「タフ&カジュアル スポーツ・ユーティリティ・ワゴン」をテーマに開発されました。

 当時のラッシュは全長3995mm×全幅1695mm×全高1705mmとなり、現在のライズと同等のボディサイズです。

 パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンに4速AT/5速MTを組合せ、駆動方式は2WD/4WDが設定されていました。

 2016年に販売終了となった後、2代目となるラッシュはトヨタがアセアン地域で展開するミニバン「アバンザ」をベースに開発。

 フィリピンには2018年に導入され、2019年には年間1万5000台以上を販売し、その年にもっとも売れたエントリーSUVモデルに輝いています。

 2代目ラッシュのボディサイズは、全長4435mm×全幅1695mm×全高1705mmとなり、初代より全体的に大きくなりました。

 パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンに4速AT/5速MTを設定しています。

 今回、2021年モデルにマイナーチェンジしたことで、全車に3列シートやバックカメラが設定されました。

 トヨタのフィリピン法人の販売事業本部長であるシャーウィン・チュアリム氏は次のように述べています。

「社会的な距離感のある安全な交通手段が必要とされる今、フィリピンのお客さまに、より多くの選択肢を提供し、最高の価値を提供することを目指しています」

※ ※ ※

 新型ラッシュの現地価格は、エントリーグレード「1.5 E M/T」が98万3000ペソ(約214万円)、「1.5 E A/T」が102万3000ペソ(約222万円)、「1.5 G」グレードは、110万ペソ(約239万円)です。

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