大型FRセダンは過去のモノ!? イカすデザインのFFセダン5選

シブめのスタイリッシュな車種が多いFFセダン

●マツダ「マツダ6」

 現在のマツダのフラッグシップセダンとして販売されている「マツダ6」は、もともとは「アテンザ」という車名でしたが、2019年の一部改良を機に海外名のマツダ6に変更されました。

 セダンのほかにステーションワゴンもあり、FFだけでなく4WDも選べます。

マツダのフラッグシップセダン「マツダ6」
マツダのフラッグシップセダン「マツダ6」

 マツダのラインナップに共通する「魂動デザイン」や「SKYACTIV技術」による高い環境性能に加え、クリーンディーゼルを搭載しているのも、ほかのFFセダンとは異なるところです。

 全長4865mm×全幅1840mm×全高1450mmのボディサイズに、2リッター直列4気筒、2.5リッター直列4気筒のガソリンエンジン、2.2リッターの直噴ディーゼルターボエンジンを搭載。

 さらにスポーティでパワフルな2.5リッター直列4気筒直噴ターボのガソリンエンジンまで加わり、充実したラインナップを誇ります。

 2012年に登場した現行モデルの3代目ではSKYACTIV技術が進化。アイドリングストップの「i-stop」や減速エネルギー回生システム「i-ELOOP」など先進の機能を標準装備。

 衝突被害軽減ブレーキやさまざまなアクティブセーフティ技術などをパッケージングした「i-ACTIVSENSE」も採用し、環境性能と安全性を高めました。

●ボルボ「S60」

 ボルボというと、ワゴンやSUVのイメージが強いかもしれませんが、じつは代々良質なセダンを生み出してきたメーカーでもあります。

 そんなボルボの現在のラインナップで唯一のセダンが「S60」です。

 初代のS60は2000年に登場し、2代目は2010年に誕生しました。現行モデルとなる3代目は2018年に発表されたモデルです。

 ボディサイズは全長4760mm×全幅1850mm×全高1435mmで、実際はミドルクラスに近い取り回ししやすい大きさです。また美しいスタイルも評価されています。

 搭載されるエンジンは、FFモデルには197馬力とハイパワーな250馬力の2種類の2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、電気モーターを組み合わせたハイブリッドです。

 ちなみに、最上級グレードでAWDとなる「T6」は2リッター直列4気筒エンジンにターボとスーパーチャージャーを組み合わせたうえに、プラグインハイブリッドシステムまで融合させた「ツインエンジン」を搭載しています。

 もうひとつS60で特徴的なのが、先進的なインテリアです。

 センターコンソールに配置される縦型タッチスクリーンや、フロントウインドウに情報を投影するヘッドアップ・ディスプレイ、声でさまざまな操作ができるボイスコントロール機能まで装備しています。

 人とは違うプレミアムで安全性の高いFFセダンとして、S60は見逃せない1台です。

※ ※ ※ ※

 日本ではFR至上主義が根強く残っているように感じますが、ラージサイズでもFFのほうが、一般的なドライバーにとっては運転しやすいかもしれません。

 広い車内空間も併せ持ち、足元も広々なFFセダン。これからのスタンダードになり得るかもしれません。

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