人気SUVは中古・新車どっちが良い? レクサス「UX」の悩ましい魅力とは

レクサスのなかでもとくに販売が好調なコンパクトクロスオーバーSUV「UX」。2018年の登場から2年ほど経過していることもあり、中古車市場にも多く流通してきました。どのようなモデルがあるのでしょうか。

レクサスらしい高級感を残したコンパクトクロスオーバーSUV

 コンパクトSUVのレクサス「UX」は、2018年から販売され、同ブランドのSUVラインナップにおけるエントリーモデルといえるモデルです。
 
 そのため、販売台数も多いことから、中古車市場にも多く流通しており、なかには狙い目のクルマも存在します。

街中でも見かける機会の多いレクサス「UX」。上質さと手軽さを兼ね備えた存在ともいえる。
街中でも見かける機会の多いレクサス「UX」。上質さと手軽さを兼ね備えた存在ともいえる。

 日本自動車販売協会連合会が発表した新車販売台数ランキングによると、1月から6月までの販売台数は4446台と、現在レクサスの中でもっとも販売されているモデルになりました。

 月間の販売台数では、2020年10月度の販売台数が732台と、新車販売台数ランキングトップ50台のなかにもランクインしています。

 もともとプレミアム性が高いレクサス車は、大衆車とは一線を画した販売戦略を取り、日常での使いやすさよりもプレミアム性を重視したクルマ作りがされていました。

 しかし、UXは日常生活に溶け込みやすいコンパクトSUVとして、比較的リーズナブルな価格で販売されたため、登場から多くの販売台数を記録するモデルです。

 UXのボディサイズは、全長4495mm×全幅1840mm×全高1540mmと、SUVのなかでは比較的背丈が低いため、スタイリッシュなクロスオーバーSUVの印象を受けます。

 フロントマスクはレクサスらしい網目の「スピンドルグリル」が採用され、高級感も継承されています。

 また、フロントマスクは、日本の建築思想をもとにデザインされているのも大きな特徴です。

 インストルメントパネルに和紙の風合いが採用され、シートには伝統的な刺繍技法のひとつである「刺し子」をモチーフにしたステッチも採用されています。

 UXのグレードは、搭載されるパワートレインによって分けられます。まず、2リッターエンジンのガソリン車「UX200」と、2リッター+モーターのハイブリッド車「UX250h」の2種類。

 そのなかで、インテリアがより一層充実し、ドライビングサポート機能を追加した「version C」、本革シートを採用した「version L」、アルミホイールやスポーツシートを採用した「F SPORT」に分けられます。

 駆動方式は、ガソリン車のみ2WDが設定され、ハイブリッド車には2WDと電気式AWD(E-Four)が設定されています。

 燃費性能は、WLTCモードでUX200が16.4km/L、UX250hが21.6km/Lから22.8km/Lと、2リッタークラスのエンジンを搭載しているSUVのなかではトップクラスの燃費となります。

 新車価格は、UX200が397万3000円から482万8000円、UX250hが432万9000円から544万9000円です。

 ほかにも、2020年10月には、特別仕様車「Urban Elegance」が設定されています。

 専用内装色を設置し、スポーティさと上質な室内空間を再現しているため、レクサスらしい上質な内装を求めているユーザーが満足できるモデルともいえるでしょう。

【画像】これは上質!? エントリーモデルでも品があるUXを見る(16枚)

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