突如登場! トヨタ新型「アリオン」 日本の旧モデルとはどう違う? 同時発表「レビンGT」とは

トヨタの中国の合弁企業である一汽トヨタは、広州モーターショー2020で新型「アリオン」を発表しました。日本のアリオンとは別モデルのようですが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。

ホイールベース50mm延長で2750mmに変化

 日本のアリオン/プレミオの現行モデルは「5ナンバーセダンの完成形」を目指し、5ナンバーサイズを維持しつつもゆったりとした室内空間を実現。

中国向けセダンとして発表されたトヨタ新型「レビンGT」
中国向けセダンとして発表されたトヨタ新型「レビンGT」

 先代モデルから室内長は80mm、室内幅は55mm拡大され快適性が高まっています。ホイールベースは2700mmです。

 一方、新型アリオン/レビンGTは、前述のとおりTNGA技術が注入された12代目カローラがベース。この代から全世界で基本設計が統一されただけでなく、ナローボディが採用された日本仕様も含め、3ナンバーボディとなっているのが特徴です。

 そのうえで、中国を含む海外仕様のカローラのホイールベース(2700mm)を50mm延長し、2750mmというロングホイールベースを実現。横から見ると、リアドアの長さが若干長くなったデザインとなっています。

 日本のアリオン/プレミオに搭載されるエンジンは、1.5リッター直列4気筒ガソリンと1.8リッター直列4気筒ガソリンの2種類。過去には、2リッター直列4気筒ガソリンエンジン搭載車も存在しました。

 一方、新型アリオン/レビンGTに搭載されるのは、TNGA技術が投入された2リッター直列4気筒エンジンとなります。

※ ※ ※

 日本のアリオンと中国の新型アリオンは、完全に異なる設計の別モデルではあるものの、カローラより上級なセダンという点で共通するセダンです。

 2007年の登場から丸13年が経過した日本のアリオン/プレミオに、今後どのような動きがあるのか注目されます。

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Writer: くるまのニュース編集部

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