ボルボ「V90」で約500kmの長距離ドライブ 改めて感じたステーションワゴンの魅力

SUVブームのいまもなお、根強い人気を誇るのがステーションワゴンだ。セダンと変わらないアイポイントや車高、SUVにも負けない荷室の広さと、その良いトコ取りの魅力で、ワゴン復権の兆しも見える。今回はボルボのフラッグシップワゴン「V90」で東京から金沢まで約500kmのロングツーリングをおこない、その魅力について考えてみた。

今回のV90改良で復活した「Rデザイン」

 SUVブームのかたわらで、ステーションワゴンも根強い人気を保っているのには、“理由”がある。そして、いまやワゴンを手がけるブランドがめっきり少なくなったなかでも、とりわけボルボはワゴンのイメージが強いのにもまた、“理由”がある。

 そのフラッグシップの「V90」が新しくなり、より魅力的に進化したことを、金沢まで走り実感してきたのでお伝えしたい。

ボルボ「V90 B6 AWD Rデザイン」。富山県南砺市にある「五箇山合掌の里」で撮影をおこなった
ボルボ「V90 B6 AWD Rデザイン」。富山県南砺市にある「五箇山合掌の里」で撮影をおこなった

 登場から3年目となるV90の改良のポイントは、フェイスリフトとともに、マイルドハイブリッドやパイロットアシストなどを搭載したこと。さらに、しばし中断していた「R-design(Rデザイン)」が復活したのも新しい。

 その他、新色のプラチナムグレーのボディカラーや、バーチライトのトリムも新鮮味がある。また、これまでRデザインはブラックの内装色のみだったところ、明るいブロンドが設定されたのも新しい。細かいところでは、流れるウインカーの採用、B&Wへのジャズモードの追加、Qiの設定などが挙げられる。

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 さて、東京から金沢に行くにはいくつかのルートがあるのだが、我々は中央道から長野道に入り松本ICまで走り、そこから国道158号線を西へ走って、岐阜の安房トンネルを目指すことに。そして、トンネルを過ぎた先の平湯から日本海側に抜ける手もあるが、海側は天候が芳しくない様子だったので、さらにぐるっと中部縦貫自動車道で西に向かい、途中で観光名所に立ち寄りつつ、東海北陸道で北上して金沢に向かうことにした。

 まずは、ボルボ・カー・ジャパンの拠点のある芝公園ICから、首都高速に入る。

 走り始めてすぐ、なめらかになっていることを感じ、市街地や交通量の多い首都高速でもリニアな加速で走りやすいことがわかった。

 B6パワートレインは、そこが真骨頂だ。基本的に内燃機関というのは、ある程度は回さないと力が出てこない。ターボチャージャー付きならなおのことだが、そこを電動スーパーチャージャーが上手く補っていて、アクセルワークに対して、レスポンスよく加速してくれるからだ。

 一方で、流れに乗って巡航していると、いつ気筒休止したのかわからないほどスムーズであることにも感心する。

ボルボ「V90 B6 AWD Rデザイン」は長距離を走っても疲れ知らずだった
ボルボ「V90 B6 AWD Rデザイン」は長距離を走っても疲れ知らずだった

 巡航状態から少しだけアクセルを踏み増したときに、小さなアクセル開度でもそのとおり応えてくれるのは、おそらくモーターを得た恩恵に違いない。そして、追い越しや再加速など強めに加速したいときにも、ふたつの過給機が適宜ブーストをかけて力強くひっぱってくれるのも頼もしい。

 先進運転支援システムも、ACCの操作が極めてシンプルで、一発で設定できるのも便利だ。加減速の制御も自然な感覚に味付けされていて、不安な思いをすることもない。

 パイロットアシストを使えば、車線の逸脱を抑え、車線の中央を維持して走ってくれるので、長い距離を走っても疲れ知らずだ。そして、いざというときには全力で乗員を守ってくれる機能が充実しているのも、安全にこだわるボルボならではである。

 右側の眼下に諏訪湖を眺めてほどなく、岡谷JCTで長野道の松本方面へ。

 すでに標高の高いところの木々は赤く染まっていて、天候にも恵まれ、クルマも快適そのもので、本当に気持ちよく走れる。「インスクリプション」グレードのエアサス+電制ダンパーとは異なるRデザイン専用の足まわりは適度に引き締まっていて、路面ギャップによる振動が一発で収束するところも好印象だ。

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