「極ワル」仕様のベントレー「フラスパ」誕生! マンソリー・マジックの秘訣は?
710馬力までチューンナップしたフラスパとは?
リアに目を向けると、まずリアバンパースポイラーとディフューザーがマンソリー・スペシャルであることが分かる。
エグゾーストは4本出しに変更されており、それだけでもリアビューはずいぶんとスポーティなものに見える。リアのデッキスポイラーやトランクリッドにフィットされるロゴもマンソリーに変更。
さらに細かくボディをチェックしていけば、ミラーのハウジングやカバーも、微妙にそのデザインが変更されていることが分かるはずだ。これらのスペシャル・パーツは、すべてカーボン製となっている。
一方搭載される6リッターのW型12気筒エンジンは、ノーマルの635ps & 900Nmというスペックから、ECUユニットとエグゾーストシステムの変更で、一気に710ps & 1000Nmにパフォーマンス・アップした。このパワーのおかげで0ー100km/h加速3.6秒、最高速は340km/hと、各々0.2秒、7km/hもオリジナルよりも優秀なデータを叩き出すことに成功している。
シャシはマンソリーのロワリング・サスペンションキットを用意。これによって車高を20ー30mm低下させることが可能となり、よりスポーティなハンドリングを楽しむことができる。
装着されるタイヤはフロントが275/35ZR22、リアが315/30ZR22。これはノーマルのフライングスパーより、1インチ径が大きくなったことになる。ホイールは同社の「BY5」や「F23」などがラインナップされており、カスタマーの選択肢は豊富だ。
また、インテリアのパーツも多く用意されている。そもそもカスタマーの希望によっては、フルオーダーメイドも可能とするマンソリーだが、複雑な形状を持つステアリングホイールやカーボン製のシフトパドル、マンソリーのロゴが入るエントリーパネルなどは、代表的なチューニングアイテムの一例だ。
ベントレー・フライングスパーでチューニングを楽しむのも、趣味の世界としては決して悪くはなさそうだ。
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