国産高級SUV、トヨタ「ランクル」が欲しい! 狙うは新車・中古車どっち?
初代モデルの発売から2021年で70年を迎えるトヨタ「ランドクルーザー」。いまでも世界中で人気の高いモデルですが、国産SUVのなかでは高額な部類に入ります。では、狙うなら新車と中古車のどちらが良いのでしょうか。
唯一無二の存在!? トヨタ「ランドクルーザー」の中古車動向
初代モデルが登場してから約70年の歴史を誇るトヨタ「ランドクルーザー」(ランクル)。グローバルでも販売されていることから、世界中で高い人気を誇っています。
同時に国産SUVのなかで高価格帯な部類に入り、エントリーグレードでも約482万円からと手が届きにくいこともあり、「ランクルに憧れる」という人も少なくありません。では、ランドクルーザーの中古車市場ではどのような状況なのでしょうか。
ランドクルーザーは、世界中で販売されているグローバルモデルです。SUVらしい高い走破性に加え、迫力あるエクステリアや上質なインテリアが特徴的です。
初代モデルは、1951年に登場し、「信頼性・耐久性・悪路走破性」と、非常にタフなクルマとして世界中で評価され、2019年には累計販売台数1000万台を記録。
また、現在のランドクルーザーには、兄弟車としてひと回り小さい「ランドクルーザープラド」も設定されており、こちらはボディサイズが比較的小さく使い勝手が良いため、国内のランドクルーザーシリーズの販売台数の大半を占めています。
そして、本家ともいえる現行ランドクルーザーは「200系」と呼ばれ、2007年に登場しました。
多くのSUVがコンパクトなクロスオーバースタイルに路線変更するなか、200系ランドクルーザーは大型化し、SUVらしい悪路での走破性を維持しつつ、プレミアムSUV路線へ舵を切りました。
また、ランドクルーザーの特徴として、悪路に強い「ラダーフレーム構造」が採用されています。路面状況によって5つのモードが切り替えられるリアルタイム4WD(マルチテレインセレクト)や、車高調整機能(4-Wheel AHC&AVS)が搭載されているため、悪路走行でその力を発揮。
ほかにも、走行状態に応じてスタビライザーを自動調整する機能(KDSS)も搭載されているので、本格SUVでは苦手とされるコーナリング時の安定性や快適性も向上しており、上質な乗り心地を実現しています。
室内空間は、ゆったりくつろげる広さが確保されているのはもちろん、座り心地を重視したシートや質感の高いインテリアを採用することで、プレミアム感を演出。
パワートレインは、4.6リッターV型8気筒エンジン+6速ATの組み合わせとなり、燃費性能はWLTCモードで6.7km/Lから6.9km/Lです。
ハイオクを使用するため、お財布に優しいクルマとはいえませんが、車重約2.5トンという大きな車体を動かすエンジンでこの数値は、じゅうぶん健闘しているといえるでしょう。
さらに、トヨタの先進安全技術「Toyota Safety Sense」を標準装備。これは、単眼カメラやミリ波レーダーを併用することで、ドライバーの安全運転をサポートするシステムで、車両や歩行者との衝突を防ぐ「プリクラッシュセーフティ」や、全車との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」などの機能が含まれます。
グレードは、エントリーモデルの「GX」に始まり、18インチアルミホイールやLEDフォグランプが採用された「AX」、KDSSを搭載した「AX”Gセレクション”」、4-Wheel AHC&AVSが搭載された最上級グレード「ZX」の4種類です。
ちなみにエントリーモデルの「G」グレードのみシートは5人乗りで、そのほかのグレードは8人乗りとなります。
新車価格は、「GX」が482万6800円、「AX」が524万7000円から597万9600円、「ZX」が697万4000円です。
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