打倒ヤリス&フィットなるか!? 日産新型「ノート」登場! 競合ライバルに対する強みとは?

全車e-POWER仕様の新型ノート 気になる燃費は?

 気になる燃費は、カタログの記載値を比べると新型ノートは28.4km/Lから29.5km/L。フィットが27.2km/Lから29.4km/L、ヤリスは35.4km/Lから36.0km/Lとヤリスが抜きん出ています(数値はすべてWLTCモード総合値でFFモデルのもの)。

 しかしこれはあくまでカタログ記載値であり、日産は「とくに市街地など日常域のでは実燃費で自信あり」のようなので今後の燃費テストが楽しみです。

9年ぶりのフルモデルチェンジとなった日産新型「ノート」
9年ぶりのフルモデルチェンジとなった日産新型「ノート」

 ところで、高速道路を走ることが多いユーザーにとって気になるのが「ACC」と呼ばれる追従式のクルーズコントロールではないでしょうか。

 ACCをセットすると、ドライバーがアクセルやブレーキを操作することなく先行車にあわせて速度を自動調整してくれるので疲労を軽減してくれます。

 各車の状況をみると、ヤリスは1リッターエンジン搭載車を除き下限速度約30km/hのタイプを搭載。フィットは渋滞時の停止保持機能を持つタイプを全グレードに標準採用(非装着車選択時を除く)。

 一方で新型ノートはフィット同様の高度なタイプを最上級グレード「X」だけにオプション設定としています。

「プロパイロット」と呼ぶ新型ノートのACCは、標識を検知で設定速度を自動設定する機能やカーブで減速する機能、そして渋滞で完全停止した際は30秒後までドライバーの操作なしに再発進できるなど先進的で高機能なもの。性能に関してはライバルを超えています。

 ただしライバルに比べると装着できる仕様が少ないのは事実。この装備は使わない人も少なくないのでオプション装備で理にかなっているという考え方もありますが、最上級グレードでしか選べないのは少し残念な気がします。

 ちなみに駐車ブレーキは、ヤリスのみサイドレバー式でフィットと新型ノートは全グレードともに電動式が組み込まれています。

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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