ホンダ新型「N-ONE」に6速MT搭載! 個性豊かな最新MT軽自動車5選
MTが設定されたユニークな軽商用車とは!?
●ホンダ「N-VAN」
一般的に商用車はモデルサイクルが長く、10年、20年と長期にわたって販売されるため、なかなか新型車が発売されませんが、2018年7月にホンダから新型軽バン「N-VAN」が発売され、大いに話題となりました。
N-VANはトールワゴンの「N-BOX」のシャシをベースとしていますが、助手席側をセンターピラーレスにすることで、荷物の積み下ろし時の使い勝手を高めているのが特徴です。
また「センタータンクレイアウト」に代表されるホンダの低床化技術により、フラットで低いフロアを実現。ホンダによると、1リッタークラスのオートバイを積載することも可能とのことです。
エンジンは直列3気筒で53馬力の自然吸気と64馬力のターボが用意され、トランスミッションはCVTと軽商用車初の6速MT(自然吸気のみ)が選べます。
本来、軽バンは荷室の長さを確保するために1BOXタイプとされ、荷物の積載時にトラクションがかかりやすい後輪駆動が主流ですが、N-VANはそのどちらも当てはまらないモデルです。
しかし、個性的なデザインや普段使いにも良好とあって、商用だけでなく趣味に特化したクルマとして2台目に買うユーザーも多いといいます。
N-VANの価格は129万1400円から183万2600円です。
●ダイハツ「ハイゼット デッキバン」
軽商用車といえばトラックかバンに分かれていますが、ダイハツ「ハイゼット デッキバン」は、トラックとバンを融合したユニークなモデルとなっています。
ハイゼット デッキバンはハイゼットカーゴのリアドアから後方の車体上部を取り払い、荷室を荷台とした4人乗りの軽トラックで、一般的にはダブルキャブのトラックに該当。
背の高い荷物や汚れ物も載せやすい利点がありながら4名乗車が可能なことから、工事関係者や園芸事業者が、道具や植木などを積んで移動するのに最適な仕様です。
また、荷台の汚れを気にせずに済むことから、釣りやサーフィン、キャンプなどのアウトドアレジャー好きに利用されることも多いようです。
エンジンは全グレードとも直列3気筒の自然吸気で、5速MT車が46馬力、4速AT車が53馬力を発揮。駆動方式はFRで4WDも選べます。
また、メーカーオプションで商用車では珍しいカラフルなカラーリングが設定され、普段使い用にも適しています。
先進安全技術のスマートアシストIIIも設定され、価格は123万2000円から164万7800円です。
※ ※ ※
近年、MT車が減少するなか、N-ONEに6速MTが搭載されたことはすばらしいことです。
とくにローパワーなエンジンにMTの組み合わせは、スポーツカーに負けないドライビングプレジャーが味わえます。
一方、MTを設定するということは、現実的に考えると開発費や型式認証など莫大な費用がかかりますから、ホンダの判断は快挙といえるのではないでしょうか。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。