スバル「アウトバック」「WRX S4」が2021年1月に受注終了! 次期型は新エンジン搭載か?
ハイパフォーマンスセダン 次期WRXはどうなる?
アウトバックと同時に受注終了が告知されたWRX S4についてはどうでしょうか。
インプレッサシリーズから独立して、2014年に「WRX」として登場した現行モデルは、2リッター水平対向ターボエンジン(FA20型)+リニアトロニックCVTのWRX S4と、2リッター水平対向ターボエンジン(EJ20型)+6速MTの「WRX STI」の2モデルを展開。
WRX STIについては、2019年12月末にEJ20型エンジンの生産が終了となったことから、555台限定の「EJ20 ファイナルエディション」を最後に販売が終わっています。
WRX S4は継続して販売されていますが、2020年8月20日に限定車「WRX S4 STIスポーツ#」を発売。同時にグレード体系が見直され、最上級グレードの「STIスポーツ アイサイト」に一本化されました。
そして今回、アウトバックと同時に2021年1月24日に受注終了となることが明らかになっています。
スバルによると、WRXについても次期モデルの投入を予定しているとのことです。
次期WRXを示唆するコンセプトモデルとして、東京モーターショー2017に出展された「ヴィジヴ パフォーマンス コンセプト」や東京オートサロン2018で公開された「ヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプト」があります。
とくにヴィジヴ パフォーマンス STI コンセプトはSTIのノウハウが注入されたモデルで、WRX STIの後継車であるといわれています。
大型リアウイングやフロント・サイド・リアにかけて装着されたエアロパーツなどにより、スポーティな走りを予感させるデザインが特徴的です。
次期WRXについても、現行モデルとは別のエンジンを搭載して再登場することが予想され、前述の1.8リッターターボエンジンや、北米の3列シートSUV「アセント」に搭載されている2.4リッターターボエンジンをチューニングして搭載する可能性が高いのではないでしょうか。
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国内では新型レヴォーグの販売が好調なスバルですが、年々厳しくなる燃費基準に各モデルを適合させる必要があります。
2020年1月にスバルは、「2030年までに全世界販売台数の40%以上を電気自動車+ハイブリッド車にする」ことと「2030年代前半には生産・販売する全てのスバル車に電動技術を搭載する」と発表。
e-BOXERによるハイブリッドモデルの追加や、北米で販売されているPHEV「クロストレック ハイブリッド(日本名:XV)」といった電動車、トヨタと共同開発しているSUVタイプの電気自動車など、燃費の良いクルマの投入が必要不可欠とされています。
そのため、現時点での車種やエンジンラインナップの統廃合は、電動化への準備であるとも捉えられます。
スバルが強みとする走りの良さと低燃費を両立する、新たなモデルの登場が期待されます。
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