レクサス本気のFRセダン「IS」登場でセダン復権なるか? 「スカイライン」と比較
レクサスは2020年11月5日にFRセダンの「IS」をマイナーチェンジして発売しました。同じFRセダンの国産車である「スカイライン」と比較します。
薄型のヘッドランプを採用した新型「IS」
レクサスは2020年11月5日にFRセダンの「IS」をマイナーチェンジして発売しました。現行ISは2013年に発売されたモデルで、今回のマイナーチェンジでは内外装が刷新されるなど、非常に大掛かりな改良となっています。
一方、日産にはFRセダンとして「スカイライン」が存在。ISとどのように違うのか、それぞれの特徴を比較します。
ISは、かつて日本市場では「アルテッツァ」としてトヨタブランドから販売されていた時代があり、レクサスブランドの日本上陸によって“昇級”されたかたちですが、スカイラインはじつは海外市場ではインフィニティ「Q50」として販売されています。
インフィニティは日産が北米をはじめとした市場で展開している高級車ブランドで、トヨタとレクサスの関係に近いブランドです。
新型ISのボディサイズは、全長4710mm×全幅1840mm×全高1435-1440mm。全長と全幅ともに+30mm拡大されているのが改良前モデルとの大きな違いとなります。一方スカイラインは全長4810mm×全幅1820mm×全高1440mm-1450mmです。
外観を見ると、新型ISは新開発された小型軽量ランプユニットの搭載により実現された薄型のヘッドランプの採用に加え、テールライトはトヨタブランドのSUV「ハリアー」でも見られる左右が繋がったタイプが採用されました。
張り出した前後のフェンダー、立体的なバンパーガーニッシュなどでボリューム感のあるデザインとなっており、ボディサイズ以上の存在感を感じさせます。フロントグリルはレクサス共通の「スピンドルグリル」と呼ばれるデザインです。
一方、スカイラインはフロントグリルに日産の共通デザイン「Vモーショングリル」を採用。ヘッドライトのデザインと相まって、日産のスーパースポーツモデル「GT-R」を彷彿とさせるフロントフェイスとなっています。
リアには、スカイラインを象徴する丸目4灯リアコンビネーションランプを採用。LEDランプを採用して、先進的でかつ後続車に一目でスカイラインとわかるデザインとしました。
新型ISの内装は、新たにタッチ操作に対応した10.3インチワイドディスプレイを採用。SmartDeviceLink、Apple CarPlay、そしてAndroid Autoに対応し、スマートフォンアプリを車内で安全かつ快適に使用することができます。
スカイラインの内装は、8インチワイドと7インチワイドのタッチディスプレイを上下に設置。包まれ感の強いデザインで、スポーツマインドが高まります。
ちなみに、新型ISでは全車に、スカイラインはハイブリッド仕様において、電動パーキングブレーキを装備。内装やドライバーの足回りがすっきりとするほか、利便性も向上します。
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