レクサス本気のFRセダン「IS」登場でセダン復権なるか? 「スカイライン」と比較

新型ISに搭載されるパワートレインは3種類 もっともパワフルなのは?

 新型ISに搭載されるパワートレインは、2リッター直列4気筒ターボと2.5リッター直列4気筒+モーターのハイブリッド、そして3.5リッターV型6気筒の3種類です。

日産「スカイライン」
日産「スカイライン」

 このなかでもっともパワフルな3.5リッターV型6気筒は、最高出力318馬力・最大トルク380Nmを発揮。さらに、下山テストコースで鍛え抜かれた足まわりによって、気持ちのよいハンドリング性能を実現します。

 一方、スカイラインに搭載されるのは3リッターV型6気筒ターボと3.5リッターV型6気筒+モーターのハイブリッドです。

 3リッターV型6気筒ターボは出力違いでふたつの仕様があり、高出力仕様のエンジンが搭載された「400R」グレードでは、最高出力405馬力・最大トルク408Nmを発揮。怒涛のパワーを見せつけます。

 最後に、近年注目される予防安全装備を見ていきます。

 新型ISに搭載される予防安全装備群「レクサスセーフティシステム+」は、今回のビッグマイナーチェンジでさらなる進化を遂げました。

 従来のシステムで採用されている単眼カメラ+ミリ波レーダーの構成はそのままに、プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキ)は、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者に加え、交差点右折時に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者にも新たに対応。

 レーダークルーズコントロールも全車速追従機能付となるなど、快適性および安全性が向上しています。

 一方スカイラインは、高速道路上の走行をナビ連動でサポートするプロパイロット2.0を、ハイブリッド車の全車に搭載。一定の条件下に限り、手放し運転も可能となります。プロパイロット2.0も全車速対応で、渋滞時から高速巡航まで幅広い場面で活躍します。

 衝突被害軽減ブレーキは、ハイブリッドモデルはクルマと歩行者を検知し、ターボモデルはクルマのみ検知します。

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 新型ISの価格(消費税込、以下同様)は480万円から650万円です。一方、スカイラインの価格は435万3800円から644万4900円に設定されています。

 2020年11月2日には「クラウン」も一部改良を受け発売されたことで、国産高級セダン市場に注目が集まっている状況です。新型IS/スカイラインとともに、高級セダン市場がどのような展開を見せるのか、注目されます。

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