人型ロボット「アシモ」ついに20歳に! ホンダを代表し語った「決意」とは
ホンダの人型ロボット「ASIMO」(アシモ)は、2020年10月31日に20歳の誕生日を迎えました。生誕20周年の記念動画で、アシモは感謝の気持ちを述べています。
15年分歩いた「ASIMO」 20年間の応援に対し感謝
ホンダの人型ロボット「ASIMO」(アシモ)は、2020年10月31日に20歳の誕生日を迎えました。誕生20周年を記念して公開された動画で、アシモはこれまでの感謝の言葉と、ホンダを代表したこれからの決意の言葉を述べています。
ホンダは1986年に同社初の2足歩行ロボット「E0」を製作してロボティクスの研究を開始。その後いくつもの試作機を開発した後、2000年10月31日にアシモが誕生しました。
誕生後も進化し、走ることや自律行動機能の追加などもおこなわれてきています。最新型となる2011年モデルは身長130cm、重量48kg。最大速度は9km/hで、稼働時間は40分(歩行時)です。
アシモの全機体の合計総歩行距離は約7907km。歩数に直すと約3326万歩で、日本人女性が約15年間毎日歩いた歩数とほぼ同等だといいます。
また、日本のみならず海外での活動にも積極的で、北米や欧州、アジア、アフリカ、オセアニアなどさまざまな地域を訪問。
2002年にはニューヨーク証券取引所の取引開始ベルを鳴らし、2008年にはデトロイト・シンフォニー・オーケストラの指揮を務めました。
誕生20周年を記念して公開された動画で、アシモは次のようにコメントしています。
「(これまで)たくさんの国を訪れ、たくさんの人に出会ってきました。(20歳の祝福メッセージに対し)みなさん、ありがとうございます。
ロボットのいる未来、みなさんが少しイメージできるようになったら嬉しいです。これからもホンダはチャレンジを続け、新たな歓びを創造していきます」
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