超キレイな「アルファード」を半額でレンタル可能!? 激レアかつお得なカーシェア&レンタカーの世界

「クラウン」や「アルヴェル」のハイヤー仕様から、「GRヤリス」、そして超過激な「インテグラタイプR」まで。カーシェアやレンタカーで乗れる、珍しいクルマたちを紹介します。

個人間カーシェアでハイヤーを利用可能に

 個人間カーシェアリングの世界に、「クラウン」や「アルファード」などの高級ハイヤーが登場し話題となっています。しかも、値段は激安。「GRヤリス」や「マイバッハ」などの、レアなレンタカーも併せてご紹介します。

個人間カーシェアにハイヤー車両が登場
個人間カーシェアにハイヤー車両が登場

 通常、法人登録のカーシェア車両はレンタカー同様「わナンバー」ですが、個人間カーシェアリング最大手のAnyca(エニカ)が展開する法人車両は、実証実験として貸し出しがおこなわれるため、『自家用自動車有償貸渡業の許可』が不要。

 個人間カーシェア車両と同様、わナンバーではなく一般ナンバーとなります。

 一事業所あたり3台限定などの条件を満たしていることが前提で、2019年10月より法人登録車両の貸し出しがスタートしました。

 現在、エニカに登録している法人車両はどれくらいあるのでしょうか。運営するDeNA SOMPO Mobility広報部にお話を伺いました。

「2020年9月現在、法人登録の車両は60台以上あります。法人登録ができる条件としては、1事業所あたり3台まで。共同使用という契約になるため『わナンバー』の登録は不要です。

 ただし、共同使用契約では維持費(クルマにかかるコスト、車体の購入費用も含む)をシェアするというコンセプトで使用料が決められるため、ご登録頂いている法人でも維持費以上の利益を出すこと(有償貸渡業となるもの)は認められていません」

 エニカで登録される法人車両のなかには、日本での販売再開間近と言われるヒュンダイ製乗用車「ネッソ」やアウディ正規販売店で登録されるアウディ「R8」をはじめ、多様な車種があります。

 なかでも珍しいのが、新型コロナウイルス感染拡大によるインバウンドの大幅減少で利用が減ったハイヤー会社のクルマたちです。緑ナンバーのハイヤーが白ナンバーに変更されて、エニカユーザーに貸し出しが行われています。

 具体的にどんなクルマなのでしょうか。エニカに登録している元ハイヤーのクルマたちは24時間のシェア料金も格安です。一例をあげてみましょう。

●トヨタ「アルファードハイブリッド」 2018年 1万3000円

●トヨタ「ハイエースワゴン」 2019年 1万1000円

●トヨタ「クラウンハイブリッド」 2015年 6500円

●トヨタ「クラウンハイブリッド」 2009年 5000円

 これらの車両を大手レンタカー会社で24時間借りた場合、アルファードハイブリッドやクラウンハイブリッドの場合、2万円から2万7000円前後。つまり、カーシェアでは1/2から1/3の値段で使用することができます。

 また、安さだけではないメリットも多々あります。元ハイヤーのクラウン2台と社用車のノア1台の計3台をエニカで貸し出している株式会社FIT Japan(グランドリムジンサービス)の担当者は次のように話してくれました。

「当社はハイヤー会社であるため、24時間体制で会社が運営されています。カーシェアの場合も同様で、クルマの受け渡しや返却についても24時間で対応しています。渋滞を避けて深夜や早朝に出発する場合でも時間の無駄なく、使用の手続きが可能です。

 ハイヤーとして利用されていたクルマゆえ、日頃のメンテナンスや清掃もプロの手でおこなわれています。ユーザーの方々からは『クルマが清潔で気持ち良かった!』という声を多くいただいています」

 なお、同社のハイヤーは、外観も内装も一般の車両と同じなので扱いにくい、運転しにくいということはなく、普通のクルマと同じように使うことができます。

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