なぜ疑似音が発生? ハイブリッド車の接近音が全面義務化で歩行者の反応は?
自分好みの音にカスタムしてもいいの?
ハイブリッド車の「ウィーン」という機械的な接近音について、「カッコ悪い」「音を変えたい」というユーザーの声があります。
しかし、接近音は、ただ歩行者が気がつけばいいというわけではなく、音の種類は明確に定められています。
国土交通省によると、接近音は「車両の走行状態を想起させる連続音」と定められています。
不適当とされているのは「サイレン、チャイム、ベル及びメロディ音」、「警音器の音」、「鳴き声等動物や昆虫が発する音」、「波、風及び川の流れ等の自然現象の音」、「その他常識的に車両から発せられることが想定できない音」です。
ポイントとなるのは、「常識的に車両から発せられることが想定できない音」です。
好きなアーティストの楽曲を流したり、愛犬の鳴き声を接近音にするなどのカスタマイズは認められていません。
加えて、速度に応じて音量または音程が自動で変化するなど、車両の動作が認識しやすいように工夫することも必要とされています。

接近音はスピーカーから発せられているため物理的にはカスタマイズが可能ですが、多くのカー用品店などで受け付けていないほか、車検にも通りません。
世界的な基準として明確な規定がありますので、接近音のカスタマイズは不可能と考えた方が良いでしょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

















