700馬力の日産最強「ジュークR」 限定5台のラスト1台がお得な3700万円!

購入可能なジュークRはこの1台だけ!?

 コックピットを見てみるとGT-Rそのもの。それもそのはずでハンドルやインパネ周り、ブレーキやアクセルペダルなどはGT-Rの部品をそのまま流用しています。

 ハンドル中央にはしっかり「GT-R」のエンブレムが付けられているため、一度コックピットに乗り込むと「背の高いGT-Rに乗っているのでは?」と錯覚するのではないでしょうか。唯一センターコンソールは、ジュークのデザインをそのまま残しています。

 カーボンシェルのバケットシートには4点式シートベルトを採用。ロールケージも取り付けられています。

 助手席のシート下には消火器が設置されており、サーキットを走り回る気満々な雰囲気を漂わせています。

 実はこのジュークR、市場に販売されている最後の1台です。なぜならこれまで生産された5台のうち、2台を日産が保管用として所有し、残りの2台はすでに廃車となってしまったからです。

かつて日産がGT-Rのパーツを多用して開発した「ジュークR」。(当時のシェイクダウンの様子)
かつて日産がGT-Rのパーツを多用して開発した「ジュークR」。(当時のシェイクダウンの様子)

 しかも、走行距離は20kmと、ほぼ新車の状態で販売されているのにも驚きで、世界限定5台の1台が新車の状態で残っているのは、もはや「博物館に展示できるクルマが売りに出されている」といっても過言ではありません。

 販売価格は日本円で3700万円程度です。2010年販売当時の値段は、日本円に換算すると4500万円から5000万円程度でしたので、少しだけ「お得」になっているようです。

 この先さらに値段が落ちるのか、あるいはプレミア価格が付くのか現時点では読めないところではありますが、世界に1台しかない走行可能なジュークRが3700万円で販売されているのは、むしろお買い得と考える方が良いかもしれません。

※ ※ ※

 ジュークRは話題作りの一環として生産されたクルマであることは間違いありません。

 しかし、このような「一体何を目指しているのかわからないクルマ」をあえて日産が世に送り出したこと自体に、大きな価値があるといえるのではないでしょうか。

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6件のコメント

  1. 金があればほしいが、後の管理が難しいわな。
    あと車検通るかね?

  2. >>助手席のシート下には消化器が設置されており

    毎度毎度だけど、書きっぱなしじゃなく見直し、遂行しましょう。
    説得力がなくなります。

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

  3. こう言うcompactrocket的な車は好きなんだけど、
    今となっては内装も外観も古いし、価格に見合った車になっていないのでメーカーで新しく一から作り直して売り出してもらいたい。(Mach-Eに勝てる様な)

  4. ジョーク という名前で売り出して欲しかった。

  5. 是れもそうだが、記事の直訳だけでは無いかな・・・
    車の記事を書くには、それに精通している人が書くべき

    エンジンをベースに、SVM製1050ccインジェクターや専用のインテーク、
    エキゾーストシステムなどでチューニングし
    とあるが、1050ccX6のインジェクターなのか、合計での1050ccなのか
    やエアーインテークで純正比150%UP、コンピューターは何処を弄くった
    等で○○rpm時に700馬力。トルクは○○rpmに最大幾つ等基本的な事が
    抜けています。

    こんな記事は子供だましに過ぎない。是れをスポーツカー対比で記事書く
    事を考えているなら、勉強が足りません。

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