3年連続の絶対王者「N-BOX」 後発ライバルに負けず売れ続ける要因とは
ホンダ「N-BOX」が発売から3年経っても1位を死守する要因とは、なんなのでしょうか。
ポイントは、軽らしからぬ「走り」と「安全装備」
ホンダの軽自動車「N-BOX」は、現行モデルの発売から3年以上が経過しても、なお販売台数1位をキープしています。
後発の新型モデルに負けないその魅力とは、一体何なのでしょうか。
2020年4月から9月の新車販売台数ランキングにおいて、普通車と軽自動車含めて1位となったのはホンダ「N-BOX」です。
2017年から3年連続(軽自動車では5年連続)年間ナンバーワンを獲得。
とくに、2019年はホンダ史上過去最高台数となる年間25万3500台を販売するなど、まさに絶対王者と呼ぶにふさわしい売れ行きです。
そんななか、軽自動車では2019年7月にダイハツ「タント」、2020年1月にスズキ「ハスラー」、3月に日産「ルークス」と三菱「eKスペース」、6月にダイハツ「タフト」と、競合になり得る新型モデルが登場しています。
近年、軽自動車の技術進化は凄まじく、走行性能はもちろんのこと、燃費性能、安全性能、室内空間といったさまざまなものが、普通車並みに向上。
それでも、2017年に登場し現在では3年目となるN-BOXが今もなおナンバーワンをキープしている要因とはなんなのでしょうか。
現行N-BOXは、「日本の家族のしあわせのために」をコンセプトに開発され、登場年からいきなり年間の販売台数でトップに輝きます。
先代から引き継いだスーパーハイトワゴンならではの広々とした室内空間はもちろん、プラットフォームやパワートレインは新たに開発されました。
また、安全装備や新採用の「助手席スーパースライドシート」などの充実した機能を備えたうえで約80kgの軽量化に成功し、優れた走行性能、低燃費、乗り心地を実現しています。
そんな現行N-BOXの人気について、ホンダの販売店スタッフは以下のように話します。
「N-BOXが人気な理由には、走りの良さと安全装備の充実が大きいと思います。
走りでは、軽自動車ということもあって、はじめはあまり期待されていないことがほとんどです。
しかし、みなさま試乗をされるとその加速やハンドリング性能に驚いてくださり、とくにターボ車を試乗されるお客さまからは、『軽とは思えない』と大変好評です。
安全装備はホンダセンシングが全車標準装備な点が好評で、とくに『アダプティブクルーズコントロール』は人気の装備です。
ひと昔前は高級車の装備だったのに、と未だに関心を寄せてくださるお客様は多いです」
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N-BOXのパワートレインは、660cc直列3気筒エンジンを搭載し、最高出力はノーマル車で58馬力、ターボ車で64馬力を発揮。カタログ燃費はWLTCモードで20.2km/Lから21.8km//Lとなっています。
安全装備で人気の「ACC(アダプティブクルーズコントロール)」は、N-BOXのライバルとなるスズキ「スペーシア」やダイハツ「タント」ではグレードによってはオプション装備となる点なども、N-BOXが支持される要因ともいえます。
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