「アイサイトX」が爆売れ!? スバル新型レヴォーグは最上級モデルが一番人気な訳

高級車からスポーツカーまで、STIスポーツは“キャラ変”できる!?

「スポーティ」をコンセプトのひとつとする新型レヴォーグでは、プラットフォームとエンジンが刷新されました。

「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」にボディ全体の骨格連続性を高める「フルインナーフレーム構造」などを採用し、さらなる高剛性化と軽量化を図った新たなプラットフォームが搭載され、安定性やハンドリング性能が向上しています。

サーキット走行もこなすスバル新型「レヴォーグ STIスポーツ」
サーキット走行もこなすスバル新型「レヴォーグ STIスポーツ」

 さらにエンジンは、従来モデルの1.6リッターターボ(FB16)に代わりに、新開発の1.8リッター水平対向直噴ターボエンジン(CB18)を搭載。

 最高出力は7馬力向上の177馬力ですが、最大トルクは300Nmを低回転から発生する、日常走行での扱いやすさを重視したエンジン特性としました。

 また、リーン燃焼といった最新技術を取り入れることで、燃費性能も向上しています。

 今回搭載されるエンジンは1機種のみですが、従来モデルの2リッターターボ(FA20)の後継となるハイパワーなエンジンの追加設定にも期待したいところです。

 さらなるスポーティな面として、最上級グレードの「STIスポーツ/STIスポーツ EX」に搭載される「ドライブモードセレクト」があります。

 これは、スイッチひとつでクルマの特性を変更できるというもので、これまでの「SI-DRIVE」に代わるものです。

 SI-DRIVEはエンジン特性の変更のみでしたが、新型レヴォーグ STIスポーツのドライブモードセレクトは、エンジンのみならず、AWDシステムや電子制御ダンパー、パワーステアリング、アイサイトの追従加速度、エアコンなど、さまざまな設定を制御。

 高級車のようなしなやかな乗り心地をからスポーツカーのような走りまで、モードを切り替えることにより、1台のクルマで何通りもの乗り味を体感することが可能になりました。

 なお、予約受注の段階では、半数以上となる57%の人がSTIスポーツ系のグレードを選択。とくに、アイサイトXを搭載したSTIスポーツ EXは54%もの人がオーダーするなど、優れた走行性能と最新の安全性能を兼ね備えた最上級グレードに人気が集まっているようです。
 
※ ※ ※

 発表当日に成田空港JAL格納庫でおこなわれた発表会において、株式会社SUBARU 代表取締役社長の中村知美氏は、次のようにコメントしました。

「スバルのマザーマーケットである日本は重要な市場ととらえており、最新の技術は日本のレヴォーグから投入するという想いで新型レヴォーグを作り上げてきました。新型レヴォーグこそが次世代スバルのトップバッターを担う車種なのです」

 レヴォーグの前身であるレガシィ ツーリングワゴン(5代目)が、スバルにとってのもうひとつの重要な市場であるアメリカで好まれる大きなボディになったことから、日本専用のワゴンとして開発されたのが2014年に登場した初代レヴォーグでした。

 現在は欧州などでも販売されているレヴォーグですが、日本を見据えて開発されたこともあり、扱いやすいサイズやスポーティな走行性、アイサイトによる安全性が評価され、いまではスバルの国内販売を支える中心的モデルに成長しました。

 昨今はSUV人気に押され気味のステーションワゴンですが、久しぶりにヒット作と呼べるモデルが登場しました。新型レヴォーグのヒットがワゴン人気復活のカギとなるのか、今後の動向に期待したいです。

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