トヨタ「タンク」消滅 「告知無しはユーザーに失礼!?」 オーナーからは困惑の声も
ノアヴォク、アルヴェルはどれが残るのか。
今回のタンク廃止により、ほかの兄弟車オーナーからもいくつかの問い合わせがあったようです。
前出とは別のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。
「5ナンバーミニバンの3兄弟は、ノアへの統合が有力といわれています。
各メディアでも報道されていますが、先日それを見たヴォクシーオーナーから、『なぜヴォクシーのほうが売れているのにノアなのか』という問い合わせがありました。
また、メーカー側の判断であるため統合について詳細な説明は難しいと伝えると、『今すぐ売りに行く』といい残し、電話を切られてしまいました。
その後、その人がどうされたのかはわかりませんが、自分のクルマが消滅してしまうことの悲しさは理解できるため、何もいえませんでした」
5ナンバーミニバンの3兄弟は、2020年5月の全車種併売開始のタイミングで、ヴォクシーとエスクァイアで一部グレードが廃止されました。これにより、ノアへの統合が濃厚と見られています。
しかし、売れ行きではヴォクシーがトップです。2020年上半期(1月から6月)の新車販売台数ランキングを見ても、5ナンバーミニバン3兄弟で最も上位にランクインしているのは、ヴォクシーの13位(3万3818台)に次いで、ノアが16位(2万647台)、エスクァイアが23位(1万6095台)となっています。
販売台数という「結果」を出しているにも関わらず廃止の噂が流れていることは、既存ユーザーが納得できない理由としては妥当でしょう。
また、販売店によればトヨタの高級ミニバンとなるアルファード/ヴェルファイアについても問合せが来ているようです。
「ヴェルファイアを検討している数名のお客さまからも、今後の展開について問合せを頂いています。アルファードのほうが販売台数が多いため、ヴェルファイアが廃止されるという見方が強いため、いつまでヴェルファイアが販売されるのか、という部分に関心があるようです」(都内の販売店)
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タンク同様に、廃止された車種はデザインを残したままグレードの一部となることが予想されています。
しかし、クルマのアイデンティティである「名前」が失われることに、既存ユーザーにとってはショックを隠しきれないようです。
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