「ダサい」払拭で人気復活? トヨタ「カローラ」登場1年でイメージを刷新出来た理由とは
ひと足先に登場したカローラスポーツは「初代コネクティッドカー」だった?
カローラとカローラツーリングが登場する約1年前にカローラスポーツがひと足先に発売されています。
前述のカローラブランドのイメージを刷新したのには、先に登場したカローラスポーツの影響も大きいようです。
「カローラで日本にモータリゼーションを」という想いからはじまったカローラシリーズは、1966年に誕生し、2020年で54年を迎えます。
現在では、世界150以上の国と地域で、販売累計台数4600万台を超えるロングセラーモデルに成長していますが、プリウスの登場以降では「カローラは古臭い・ダサい」というイメージが付けられていました。
しかし、2018年6月に登場した12代目カローラシリーズの先駆けとなったカローラスポーツは、車載通信機DCMを全車に標準装備し、遠隔で走行アドバイスや車両診断を受けられる「eケアサービス」や「LINEマイカーアカウント」をはじめとしたコネクティッド機能を搭載しています。
これにより、トヨタは同日に登場した現行「クラウン」とともにカローラスポーツを「初代コネクティッドカー」と定義付けて市場に投入しました。
カローラスポーツの開発を担当したチーフエンジニアの小西良樹氏は次のように述べています。
「時代とともに変化するカローラのDNAを引き継いだこのカローラスポーツは、未来のモビリティライフにつながる『コネクティッド』と、カローラが培ってきた『クルマ本来の楽しさ』を融合したクルマに仕上げました」
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このようにカローラスポーツは、歴代モデルからの継承と先進性技術のコネクティッドを融合したモデルとして、これまでのカローラブランドに付いていたイメージを払拭させました。
そして、前述のカローラやカローラツーリングによって、さらに幅広いユーザーへとその認知が広まった結果、現在の「新しいカローラブランド像」を築き上げたのです。
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