「ルーミーへの1本化」以外に何が改良されたのか？

　車種統合に加えて、今回のマイナーチェンジ自体が、ルーミーに好影響をもたらしているようです。前出とは別のトヨタ販売店スタッフは以下のように話します。

「9月のマイナーチェンジで、オプション装備に『全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール』が追加されたほか、『充電用USB端子』が全車標準装備となりました。

　この2点についてはたびたび問い合わせを頂いています。

　クルマの性格上、使い勝手が重要となるモデルですので、このような細かい変更も少なからず影響を与えているのではないでしょうか」

　ほかにも、2020年9月のマイナーチェンジでは、安全装備で「衝突回避支援ブレーキ機能」「衝突警報機能」における検知対象の増加、さらに一部グレードに「全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール」などが搭載されています。

　また、内外装デザインでは、フロントフェイスのデザイン変更や外板色の追加、シートの形状や表皮が変更されました。

　オプション装備では、「9インチディスプレイオーディオ」を全車にオプション設定したほか、「ウェルカムパワースライドドア」が標準で装備されるなど使い勝手が向上しています。

　今回のマイナーチェンジによって、車種統合のタイミングを図ることができただけでなく、さらなる販売促進への期待がもてそうです。