中古なら100万円以下!? ちょっとスポーティなお買い得MT車5選

最近の新車市場では、MT車が設定されるクルマが徐々に増えていますが、それでもAT車に比べると圧倒的に少ない状況です。そこで中古車であれば100万円以下で買える、ちょっとスポーティなお買い得MT車を5台紹介します。

中古車市場でMT車は根強い人気

 現在の日本はATしか設定のない車種も多く、MT車のラインナップが少ない状況でした。

 しかし、スポーツカーに限らず、コンパクトカーやSUVでも少しずつMT車が増加するなど、一定の需要があるようです。

 そこで、手頃な予算でMTを運転したい方に向けて、中古車だったら100万円以下買えるスポーティなMT車を5車種紹介します。

トヨタ「オーリスRS」(2代目)
トヨタ「オーリスRS」(2代目)

●トヨタ「オーリスRS」(2代目)

 トヨタ「カローラ」のコンポーネンツを活用し、欧州市場向けに開発されたハッチバックとして2006年にデビューしたのが初代「オーリス」です。

 見た目の派手さは抑えつつ、ベースとなったカローラが5ナンバーだったのに対し、オーリスは3ナンバーのボディで、欧州車のような剛性感の高い走りが特徴でした。

 オーリスはグッドデザイン賞を受賞するなど好評でしたが、その大人なテイスト過ぎる没個性なスタイリングであまり注目される存在ではありませんでした。

 そんな印象が一変したのが、2012年に登場した2代目オーリスです。

 初代より全長を30mm短く全高を55mm下げたサイズとなり、ボディの低重心化と室内スペースの拡大を果たしただけでなく、よりスポーティなルックスへと進化。

 Cd値0.28とスポーツカー並みのエアロフォルムのボディの採用で注目を集めました。

 搭載されるエンジンは、1.5リッターモデルと1.8リッターモデルですが、1.8リッターモデルに設定されたスポーティな「RS」グレードは6速MTが設定されています。

 最高出力は144馬力ながら、その気になればスポーティにも走れるオールラウンダーなモデルです。

 現在の「カローラスポーツ」に通じる「キーンルック」のデザインも魅力で、カーボン調のインテリアがスポーツカーの雰囲気を演出してくれます。

 中古車市場では、ほかのグレードと比べれば絶対数は少ないものの、50万円代後半から選べるところもうれしいポイントです。

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●ホンダ「フィットRS」(3代目)

 コンパクトモデルのホンダ「ロゴ」の後継として、2001年に誕生した初代「フィット」は、センタータンクレイアウトを採用し、コンパクトな外観で広々とした車内空間で人気モデルとなりました。

 2007年には2代目へとフルモデルチェンジ。初代の美点はそのままに、5ナンバーサイズのギリギリまでボディを拡大し、シャープな顔付きへとフェイスリフトしました。

 さらに2013年に3代目モデルが登場し、それまでの高い実用性にプラスして、優れた環境性能をも両立しています。

 新開発の1.3リッターガソリンと1.5リッターガソリンを搭載し、駆動方式はFFと4WD。トランスミッションは新開発のCVTがメインになっています。

 3代目フィットで唯一となる6速MTを搭載したのが「RS」グレードです。132馬力を発揮する1.5リッターエンジンでスポーティなフィーリングと、低燃費(19.0km/L・JC08モード)を体感できる、スポーティなモデルに仕立てられています。

 ちなみに、「RS」は「レーシングスポーツ」といった意味として、スポーティグレードに付与されることが多いのですが、フィットのRSは「ロードセーリング(ゆったりクルージングする)」を意味しているといわれています。

 中古車市場での3代目フィットは、まだ年式が新しいモデルが多いこともあり、価格は80万円前後からとなっております。

 3代目「フィット」はハイブリッドモデルに人気が集まりやすいのですが、6速MTを装備する「RS」もなかなかの人気。

 それでいて現代のクルマらしくETCやナビ&バックカメラなど装備も充実しており、ちょっとスポーティなだけでなくお買い得な気分も味わえるモデルです。

●日産「マーチNISMO S」

 日産のコンパクトカーといえば、昨今は「ノート」が売れ筋モデルとなっていますが、ロングセラーモデルの「マーチ」を忘れてはいけません。

 その歴史は古く、初代は1982年に3ドアハッチバックとしてデビュー(後に5ドアハッチバックを追加)。1980年代にブームを起こした「パイクカー(レトロ調のデザインを採用した限定車)」のベースになるなど、マーチは重要な役割を果たしていました。

 実際にマーチの人気が確立されたのは、1992年に登場した2代目からでしょう。丸みを帯びたデザインで誰からも愛されるキャラクターのクルマとなり、3ドア、5ドアモデルだけでなく、カブリオレやステーションワゴンも追加されて、実用性や趣味性も高められています。

 2002年には3代目へフルモデルチェンジ。ルノーとの共同開発となる「アライアンス Bプラットフォーム」を採用し、エンジンは1リッターだけでなく、1.2リッターや1.4リッターの3種類に拡大されました。

 そして2010年には現行モデルの4代目へとフルモデルチェンジ。生産はすべて海外となっています。

 プラットフォームは新開発された「Vプラットフォーム」を採用し、シンプルなボディ構造と最適なレイアウトを実現。しかしグローバル化したことでデザインは地味になり、以前ほどの人気を獲得できていなかったのも事実です。

 そんな現行マーチには、NISMOがチューニングしたホットハッチとして「マーチNISMO」が設定されています。

 全長3870mm×全幅1690mm×全高1500mmと、全高が5mm低いところ以外は通常モデルとほぼ一緒ながら、街乗りに最適な1.2リッター+CVTの「NISOMO」と、1.5リッター+5速MTでレーシーな「NISMO S」が用意されます。

 NISMO専用のエアロパーツや16インチアルミホイールといった特別な装備に加え、内装はブラックとレッドを基調としたスポーティさが感じられるデザインを採用。

 さらに、サスペンションからタイヤ、ステアリング、ブレーキ、シャシに至るまで専用チューニングが施され、スポーティな走りを楽しめます。

 マーチNISMO Sは、中古車市場でもまだ90万円以上の値がついている状態ですが、ベースモデルとは一線を画すホットハッチとして魅力的なモデルです。

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