ちょっ! コスト掛けすぎ!? 高級車じゃないのに贅沢な車3選
まるでスーパーカーのようなホンダ車とは!?
●ホンダ「インサイト」
ホンダは、初代プリウスに対抗するために、世界最高水準の低燃費を目指したハイブリッド専用車「インサイト」を1999年に発売しました。
パワーユニットは、新開発の70馬力を発揮する1リッター直列3気筒エンジンに、13馬力のアシスト用モーターを組み合わせた、「ホンダIMA(インテグレーテッド・モーターアシスト)システム」と呼称されるパラレルハイブリッドを採用。
燃費性能は目標どおりプリウスを抜き、当時の量産ガソリン車で世界最高となる35km/L(10・15モード)を達成しました。
そのため、NSXで実績があったものの製造コストが非常に高いアルミ製モノコックを採用し、ボディパネルの多くはアルミと樹脂を組み合わせていました。
さらに、室内は2名乗車とすることでリアシートを省くなど大胆な軽量化をおこなった結果、モーターやバッテリーが追加されながらも車量は820kg(5速MT)を実現。
外装ではリアタイヤをスパッツで覆い、外観のデザインも空力を重視したクサビ型とすることで、Cd値(空気抵抗係数)は驚異的な0.25を達成するなど、当時のホンダが持てる技術を余すことなく投入しています。
また、価格もプリウスを意識して210万円(消費税含まず)からと、おそらくプリウス以上にバーゲンプライスだったと想像できます。
しかし、インサイトは2名乗車という使い勝手の悪さから販売は低迷し、燃費も2003年に発売された2代目プリウスが35.5km/Lを達成したことで、世界最高を更新されてしまいました。
2004年のマイナーチェンジで36km/L(10・15モード)を達成して抜き返しましたが、販売の回復にはつながらず2006年に生産を終了。
2009年に発売された2代目インサイトは、プリウスと同じく5ドアハッチバックに改められ、現行モデルは2018年に登場した3代目ですが、初代のようなストイックさはありません。
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高級車を代表する贅沢なクルマというとロールス・ロイスがあります。2020年10月5日には、11年ぶりに刷新されたエントリーモデルの「ゴースト」が日本でも発表されました。
ただし、エントリーモデルとはいえ、価格(消費税込)は3590万円からと超高額です。
さらに、ロールス・ロイスのようなクルマは、カラーリングや装備、内装のデザインや素材などをオーダーするのが普通で、車両価格に数百万円の上乗せもありえます。
庶民には関係のない話ですが、世の中にはさまざまなクルマがあるということです。
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