まさに無敵!? 唯一無二の存在といえる国産車3選
見た目と性能も唯一の存在となる和製スーパーカーとは!?
●ホンダ「NSX」
ホンダは1980年代に、世界で通用するまったく新しいスーパースポーツカーの開発に着手。
そして、1989年2月の北米シカゴ・オートショーに、「NS-X」という名で次世代型スポーツカーのプロトタイプが出展され、翌1990年に車名が「NSX」に改め、日米で販売が開始されました。
世界初のオールアルミのボディに、最高出力280馬力を発揮する新開発の3リッターV型6気筒DOHC VTECエンジンをリアミッドシップに搭載。
ドイツのニュルブルクリンクで鍛えられた足まわりと、高い空力性能により、和製スーパーカーと呼ばれます。
また、NSXは高い走行性能だけでなく乗り心地や実用性も追求され、実際に、後部のトランクには2組のゴルフバッグを積むことができ、5速MTに加えイージードライブが可能な4速ATも設定されるなど、気負いすることなく運転することができるスーパーカーでした。
この新しいジャンルのスーパーカーという市場を開拓したNSXは、日本の好景気という背景もあって人気となり、1000万円近い価格にもかかわらず発売当初は3年のバックオーダーを抱えたほどです。
一方、当時はスーパーカーに実用性や快適性を求めることは疑問視され、NSXのコンセプトを否定する意見もありましたが、欧州の老舗スーパーカーメーカーはNSXの高い品質を目の当たりにして、後年、大幅な品質向上に務めることになったといわれています。
日本ではその後、NSXに匹敵、もしくは超える性能のクルマが存在しますが、コンセプトや技術的なアプローチ、デザインなども含めるとNSXに匹敵するモデルは無く、国内では現行モデルのNSXも唯一無二の存在といえます。
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今回紹介したモデルの1車種である現行モデルのジムニーは、いまだに納車に1年近くかかるほど人気ぶりです。
先代の発売から20年を経て発売されたということで、待ちわびていたユーザーがこぞって買ったという面がありますが、それとは別に新たなファンも獲得したといいます。
そのなかでもスズキから注目されているのが女性ユーザーで、ジムニーのデザインが好まれ、軽自動車ではなくジムニーだから買ったというユーザーが多いというのです。
ジムニーのデザインは新しさのなかにも懐古的な要素もあり、本物が持つ機能美も表現されています。
高い悪路走破性を小さなボディに凝縮しているだけではなく、優れたデザインということもあり、まだまだジムニー人気は続きそうです。