よく見ると意外とイケてる!? あとから追加されたオープンカー5選
超ユニークな2台の軽オープンカーとは!?
●スバル「ヴィヴィオ T-TOP」
スバルは2012年に軽商用車の「サンバー」の販売を終了し、自社による軽自動車製造から撤退していますが、これまで「スバル360」に代表される数々の軽自動車を販売してきました。
なかでも1992年に発売された「ヴィヴィオ」は、660ccながら直列4気筒エンジンを採用し、スーパーチャージャーを装着したモデルや、フルタイム4WD車が設定されるなど、高性能モデルとして人気となります。
数多くのバリエーションが設定されたヴィヴィオでしたが、なかでも異色なのが、1993年に3000台限定で発売された「ヴィヴィオT-TOP」です。
ボディは屋根部分が取り外せる「タルガトップ」のオープンカーで、電動格納式リアウインドウを採用し、全部で5パターンのスタイルが楽しめました。
スタイルはトランクが独立した2ドアセダンというイメージで、一見すると2シーターに見えますが、かなり狭いスペースにリアシートが設置された4人乗りのモデルです。
1994年には1000台限定で、64馬力を発揮するスーパーチャージャー付きモデルの「GX-T」が追加発売されました。
ヴィヴィオT-TOPは今では希少なモデルですが、現在も中古車が流通しているので、入手可能です。
●ダイハツ「リーザ スパイダー」
1980年代から1990年代にかけて、ダイハツの主力軽自動車といえば「ミラ」で、スズキ「アルト」、三菱「ミニカ」と熾烈な販売合戦を繰り広げていました。
そして、実用的なミラに対して、軽スペシャルティカーとして1986年にデビューしたのが「リーザ」です。
リーザは軽自動車では重要な広い室内空間よりもデザインを優先し、外観は全高を低くしたスタイリッシュなクーペスタイルの3ドアハッチバックで、若い女性ユーザーをターゲットとしていました。
そして、バブル景気も終わろうとしていた1991年に、派生車としてソフトトップのオープンカー「リーザスパイダー」を追加ラインナップ。
リーザをベースにルーフとB/Cピラーをカットし、荷室部分はソフトトップの収納に使われたため、リアシートだった場所は荷室として使うことで2シーター化されました。
オープンカー化にともなってボディ剛性の確保のためシャシ各部に補強部材を追加した結果、車重は730kgとベースモデルに対して90kgも増加。その対策から、エンジンは64馬力を発揮する直列3気筒ターボのみを搭載しています。
スタイルはクローズド状態ではリーザのクーペスタイルをキープし、フルオープンでは完全にソフトトップを格納することで、スタイリッシュなフォルムを実現。
しかし、価格は145万3000円(5速MT、消費税含まず)とベースモデルより約40万円も高かったことと、2シーターだったことから販売は低迷し、今では幻のモデルです。
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オープンカーのベストシーズンというと、春と秋で異論はないと思いますが、意外と冬に走るのも気持ちいいものです。
しっかりと防寒対策をしてヒーターを稼働させれば、冷たい風が頭や頬をつたうのが感じられます。
しかし、日本の夏だけはオープンカードライブはやめた方がいいでしょう。近年の猛暑では、最悪は命の危険もありえますので。
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