よく見ると意外とイケてる!? あとから追加されたオープンカー5選

秋の深まりとともにオープンカーのドライブが楽しくなります。オープンカーというと、マツダ「ロードスター」のように専用に設計・開発されたモデルだけでなく、本来はオープンカーではないモデルを、後からオープンカーに仕立てたモデルも存在。そこで、オープンカーにしても意外と似合っていたクルマを5車種ピックアップして紹介します。

後から登場したオープンカーを振り返る

 自動車が発明された頃は馬車の延長線上にあったことから、屋根が無いのが当たり前でした。しかし、耐候性も重視されるようになると、クルマに屋根が取り付けられるようになり、現在に至ります。

大胆にボディ改造がおこなわれたオープンカーたち
大胆にボディ改造がおこなわれたオープンカーたち

 一方で、陽の光を浴びて走りたい、スピードを求めるのに屋根は必要ないといったニーズもあり、オープンカー専用に開発されたクルマもあります。

 そして、オープンカーのなかには、もともとは通常の屋根だったクルマを改造して、オープンカーに仕立てたモデルも数多く存在。

 そこで、オープンカーとして設計されていなくても、意外と似合っていたクルマを5車種ピックアップして紹介します。

●日産「パルサーエクサ コンバーチブル」

わずか100台限定で販売された「パルサーエクサ コンバーチブル」
わずか100台限定で販売された「パルサーエクサ コンバーチブル」

 1970年に日産は、同社初のFF車として「チェリー」を発売。その後、フルモデルチェンジして「チェリーF-II」となり、1978年には後継車として初代「パルサー」がデビュー。

 初代パルサーは、3ドアクーペや3ドアハッチバック、5ドアハッチバック、ライトバンなど、多彩なボディタイプを展開し、「サニー」と並んで日産のエントリーカーの中核を担いました。

 1982年に2代目へとモデルチェンジした際に、2ドアクーペの「パルサーEXA(エクサ)」を追加ラインナップ。直線基調でシャープなデザインにリトラクタブルヘッドライトを採用するなど、スポーティなコンパクトクーペとして若者から高い支持を得ます。

 1983年のマイナーチェンジで、国産車初となるドアミラーが装着されたモデルでもあります。

 このパルサーエクサをベースにしたオープンカーの「パルサーエクサ コンバーチブル」が、1985年に限定100台のみで販売されました。

 パルサーエクサ コンバーチブルは、日産チェリー系販売会社創立15周年を記念してつくられた特別仕様車で、ベースのシルエットを崩さずに、ソフトトップをデザインしています。

 シャシの剛性アップと乗員保護を目的としたロールバーが設置され、耐候・耐水性に優れた専用のクロス地を採用したソフトトップと、ポリカーボネート系のリアウインドウを採用し、良好な後方視界を確保できるものとして話題となりました。

 エンジンはベースと同じ85馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒SOHCで、トランスミッションは5速MTのみ。

 100台限定とあって、いまではかなり貴重なモデルです。

●レクサス「IS C」

4ドアセダンから2ドアクーペカブリオレへ大胆に作り替えられた「IS C」(画像は北米仕様)
4ドアセダンから2ドアクーペカブリオレへ大胆に作り替えられた「IS C」(画像は北米仕様)

 トヨタは1998年に、スポーティなスタイリングとFR駆動を採用したコンパクトセダンの「アルテッツァ」を発売しました。稀代の名車「AE86型 カローラレビン/スプリンタートレノ」の再来との声もあり、小型FR車を待ち望んでいたユーザーから人気となります。

 このアルテッツァは、北米ではレクサス「IS」として販売され、2005年に2代目ISが登場し、日本でもレクサスブランドからプレミアムなスポーツセダンとして発売。

 そして2009年に、このISをベースにオープンカーに仕立てたのが「IF C」です。

 IS Cは電動式メタルトップのクーペカブリオレで、4ドアセダンのISに対して2ドアクーペへと大胆に変貌を遂げています。

 基本的なコンポーネンツはISと同じですが、内装は4シーター化され2+2のパーソナルカーとなっており、発売当初は2.5リッターモデルのみでしたが、後に3.5リッターモデルが登場。

 屋根を開けても閉じてもスタイリッシュなフォルムで、レクサスとしては「SC」以来のオープンカーとして話題となりました。

 IS Cは2014年に販売を終了し、3代目ISではオープンモデルはありませんでしたが、2020年6月にフラッグシップクーペの「LC」に「LC500コンバーチブル」が追加されています。

●ホンダ「シティカブリオレ」

オープンカーとなっても優れたデザインをキープした「シティ カブリオレ」
オープンカーとなっても優れたデザインをキープした「シティ カブリオレ」

 ホンダは1972年に、新時代のFFコンパクトカーの初代「シビック」を発売。国内外でヒットを記録し、1979年にはボディサイズを大きくした2代目が登場しました。

 そこで、ホンダは2代目シビックよりもコンパクトなエントリーカーとして、1981年に初代「シティ」を発売します。

 シティはそれまでの常識を覆す高い車高と、極端に短いフロントノーズ、外観は台形をイメージした安定感のあるデザインを採用。

 限られたサイズのなかで人が乗る空間は広く、エンジンなどが収まる空間は小さく、というコンセプトはユーザーから絶大な支持を受け、大ヒットしました。

 そして、1984年にはバリエーションのひとつとして、オープンカーの「シティ カブリオレ」を発売。

 ソフトトップのスタイリングやレイアウトをイタリアのデザイン会社であるピニンファリーナに依頼し、オープンでもクローズド状態でも優れたフォルムを実現しました。

 また、前後フェンダーは「シティ ターボII」と同様なブリスターフェンダーを採用するなど、特別な1台に仕立てられています。

 ボディカラーを全12色用意し、価格は138万円からと比較的安価だったことから、オープンカーながら異例のヒット作になりました。

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