コロナ禍で例年とは違う!? 愛車の冬支度 雪が降ってからでは遅い理由とは
クルマの冬支度に備えて、早めに済ませておきたい準備とは?
では、クルマの早めの冬支度として、どのような準備に取り組めばいいのでしょうか。
前出したオートバックスセブンの担当者によると、まずスタッドレスタイヤがあげられます。
とくに、雪の降るエリアでは寒くなる前の準備が必要です。新品を購入する場合、はじめは本来の性能を発揮することができません。
出荷状態の表面は綺麗になっており、ある程度表面が削られてくることで効果を発揮します。したがって、新品のスタッドレスタイヤに履き替える際は、100km前後の鳴らし運転をさせるのがベストです。
一方、雪の少ない都市では、2018年度の暖冬による影響など、場合によってスタッドレスタイヤの出番が非常に少ないというケースもあります。
そのため、ドライバーのなかには「雪が降らなければ必要性を感じない」という理由から準備を怠る人もいます。
しかし、いざ雪が降ってしまうと通常タイヤでの走行は難しく、一時的に路上へ放置せざる得ないことも考えられるでしょう。
こうした万が一の状況に備えて、関東圏をはじめとする雪の少ない地域では、オールシーズンタイヤもおすすめです。
オールシーズンタイヤとは、1年を通して利用できる全天候型のタイヤです。急な降雪や濡れた路面に対応でき、季節に応じた交換も不要です。
オートバックスセブンによると、積雪量の少ない地域であればオールシーズンタイヤでも十分に活躍することができると話します。
ただし、スキーやスノーボードをはじめ、よく雪の降るエリアに足を運ぶ際は、スタッドレスタイヤを準備しておく必要があります。
積雪量の多い凍結した路面では、オールシーズンタイヤよりもスタッドレスタイヤのほうが性能を発揮できるため、状況に応じて対応することが大切です。

そして、タイヤと同じく、冬用ワイパーも早めに準備を進めておく必要があります。冬用ワイパーは、通常のものに比べて柔らかいワイパーゴムを使っています。
雪の入り込みや凍結を防ぐため、ワイパーブレードの金具部分はゴムで覆われているほか、その可動部分が通常よりも少ない、もしくはまったくないケースが多いです。また、低温でも硬くなりにくい素材をラバーに使用してます。
また、あまりに深い雪道になるとスタッドレスタイヤで対応できないケースもあるので、タイヤチェーンを準備しておく必要があります。
とくに、雪がしっかりと降るエリアでは必須アイテムです。店舗での在庫状況はスタッドレスタイヤよりも限られているので、早めに準備をする必要があります。
2018年には、国土交通省によってチェーン規制が導入されました。大雪に対する緊急発表時や大雪特別警報が出された場合に実施される規制です。
規制対象となる区間の道路は、タイヤチェーンを装着していないと通行することができません。
現在、規制対象となっている道路のほかにも、今後の道路状況や天候による動きでは規制対象区域が拡充される可能性もあります。こうした動きに備えて、あらかじめタイヤチェーンを準備しておきましょう。
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クルマの冬支度は、早めの準備を心がけることで、自分のクルマに合ったアイテムをゆっくり選びながら揃えることができます。また、今年はコロナ禍による影響を受けているため、3密を避けるためにも例年より早い段階での準備が必要です。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。










