60代のジムニー女子も健在!? 発売から2年経過も 男女問わず人気な理由
スズキ「ジムニー」は発売から2年経った現在でも納車まで1年半も掛かる人気モデルです。そのデザインやパッケージ的に男性ユーザーから支持される一方で、女性ユーザーも増えているといいます。そんな通称ジムニー女子の実体はどうなっているのでしょうか。
ワイルドかわいい!女子人気も抜群のスズキ「ジムニー」
スズキ「ジムニー」は、2018年に現行モデルへとフルモデルチェンジ。カクカクしたボディにまん丸ヘッドライトというデザインは女性から支持され、一時は「ジムニー女子」なる女性ファンも登場しました。
発売開始から約2年経った今でもジムニー女子は健在なのでしょうか。
初代モデル(LJ10型)は、1970年4月に軽自動車初の本格的4輪駆動車としてデビュー。高い悪路走破性から土木・建設の測量や林業のパトロール、山間地の商品運搬など、さまざまな状況下で「プロの道具」として高い評価を得るとともに、手軽にアウトドアを楽しめる4輪駆動車として、一般ユーザーにも好評を博しました。
一方の4代目となる現行モデルは、2018年7月5日にフルモデルチェンジ。発売直後から納車1年待ちといわれたほどの人気車種となりました。
人気になった背景には、初代から変わらないデザインイメージがあり、初代をオマージュしたようなスクエアボディと丸型のヘッドライトやウインカー、3代目以降で継続されている5スロットグリルなど、ひと目でジムニーとわかるデザインになったことで、初代モデル以上にカジュアルな道具感が増しています。
実際の販売台数においても、2018年6月には401台でしたがフルモデルチェンジ後の翌7月には5062台にまで伸びています。
なお、新型モデルが登場してから2年以上が経過した2020年9月現在では、ある程度落ち着いたとはいえ、いまだ1年2ヶ月待ちだといいます。
そんな現行モデルですが、角張ったデザインと道具感から男性からの支持が多くなりそうな印象ですが、実は女性ファンが増えているといい、それらの女性ユーザーを通称「ジムニー女子」と呼ぶこともあるようです。
ジムニーが女性から支持されていることについて、スズキの広報部は次のように話します。
「先代モデルに比べると、女性ユーザーが増えているのは確かです。2019年1月の開催された東京オートサロンでも、ジムニー/ジムニーシエラを見に来る女性が多かったです。
女性が購入時に重視するポイントを見ると、悪路走破性だけではなく、外観デザインやボディカラーにこだわる人が非常に多いようです。
機能に特化したデザインや、これまでになかったキネティックイエローやシフォンアイボリーなどのボディカラーにも興味をもっていただけたのだと思います」
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2018年のジムニー登場以降、トヨタ「RAV4」や「ライズ」、スズキ「2代目ハスラー」、ダイハツ「タフト」など、かつてのオフロードなテイストを採用した道具感のあるデザインが増えてきています。
さらに、アウトドアブームで道具感あるファッションや小物が流行っていることも最近の新車市場に影響しているといい、そのけん引役がジムニーなのかもしれません。
スズキジムニーに絶望しました。身長175cm私が試乗したら座席とハンドルが固定式で自分の姿勢が作れません❗️
不安定な姿勢の運転に絶望しました。ディラーの添乗員も座席とハンドルの固定に困っていました。