9割が新規顧客! ホンダとトヨタが新車販売以外に力を入れる狙いとは
納車まで来店不要 中古車購入のハードルを下げるトヨタの新サービスとは
ホンダがサブスクリプションサービスを強化する一方、これまで自社のクルマを利用していなかったユーザーに対するアプローチとして、トヨタは中古車事業の強化に乗り出しました。
トヨタは、中古車をオンラインで注文できる「トヨタ中古車オンラインストア」を2020年9月8日に開設しました。
利用の流れは、希望中古車をサイト上で選択し、オプション・支払い方法などを決定して注文を確定。
注文承諾メールに表示される口座番号への銀行振り込みか、もしくは分割払いで支払いをおこない、販売店でクルマを引き取ることで完了となります。
登録関連書類のやりとりは郵送となるほか、分割払いを選択する場合の審査もオンラインでおこなうことから、納車時以外で来店する必要はありません。
トヨタ中古車オンラインストアを立ち上げた背景について、トヨタの担当者は次のように話します。
「社長の豊田(章男氏)が提唱する『すべての人に移動の自由を』『愛のつくモビリティを提供し続ける』という理念のもと、ユーザーのさまざまなニーズに応えていくという目的でサービスを開始しました。
新車よりも低価格な車両を求めるユーザーをはじめとしたさまざまなユーザーニーズに対応できると考えています。
また、従来はトヨタの顧客ではなかったユーザーに対して、オンラインで新たな接点を作ることも狙いです。
昨年おこなったトライアルでは、9割が新規顧客という結果となりました。本サービス開始をきっかけに、新たなユーザーを獲得できればと考えています」
2020年度は1600台程度、将来的には年間5万台規模の販売を計画しているということです。
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自動車メーカー自らが新たな顧客との接点づくりを積極的に進めるなか、他の自動車メーカーも含め今後どのような取り組みがおこなわれるのか注目されます。
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