ランクルサイズで左ハン!? スバル最大SUV「アセント」日本でもいける! 不安要素はどこ?

いざ、全長5m級&左ハンドルで日本の道路へ!

 アセントを運転したのは、埼玉県内のバイパスや住宅街です。まず走り出しで感じるのは、全長4998mm×全幅1930mmという大きさをあまり感じさせないということ。

 同タイミングで試乗したハイラックス(日本仕様・右ハンドル)は、ピックアップトラックということもあり、荷台部分を気にすることで全長の長さを感じていましたが、アセントではランドクルーザーやCX-8同様に普通のSUVという印象で運転出来ます。

 とくにバイパスなどではある程度の速度かつ直進ということ、さらに2.4リッターのパワフルなターボエンジンのお陰で全長5m&左ハンドルは関係なく走れます。

 ただし、左車線から右車線に車線変更する際には助手席側のミラー越しに後方確認をするものの、左ハンドルという運転席の位置関係とその巨体であるがために、慣れてないと躊躇する場面があります。

全長5m級なため室内空間は広々としている「アセント」
全長5m級なため室内空間は広々としている「アセント」

 とくに車間が詰まっていると車線変更のタイミングに戸惑うかもしれません。
 
 そして、最大の難関は住宅街の狭い道での左折です。ある程度の運転経験(車幅感覚)があればその内輪差を予想して曲がれますが、慣れない場合には神経を使うポイントといえます。

 また、コインパーキングやドライブスルーになど右ハンドル用に設置された券売機などでは、その券売機にクルマを寄せることも気になる部分です。

 最近では、左ハンドル用に設置された券売機などもありますが、ほとんどの場合は右ハンドル用なため、ぶつける可能性があればはじめから寄せずに降りてから券売機を利用するという手段が最適かもしれません。

※ ※ ※

 今回は、全長5m級といっても厳密には4998mmのアセント(左ハンドル)でしたが、日本メーカーの海外専売モデルで存在するトヨタ最大のSUV「セコイア(全長5210mm)」や、全長6m超えも存在するピックアップトラック「タンドラ」などであれば、日本の道路を走るのはまさに至難の業といえるほど、運転も駐車も苦労します。

 それでも、結局は慣れ次第。全長5m級&左ハンドルを購入した人はなんとか慣れてください。

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Writer: くるまのニュース編集部

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