500万円からディーラーで買える! チューナー「ABT」製ワンボックスEVとは?
VW&アウディのチューナーとして有名な「ABT」が、正規ディーラーで購入可能なワンボックスのEVモデルをリリース。日本でも発売したら売れそうな「ABT eトランスポーター 6.1」とは。
「ABT」はチューニングだけじゃない! EVモデルも開発
VW&アウディ・グループのプロダクション・モデルをチューニングするブランドとしては、もっとも大きな規模と知名度を持つのが、「ABTスポーツライン」であろう。
このABTスポーツラインは、いわゆるABTグループのひとつの子会社ともいえる存在だったわけだが、これまで同社には、そのほかにも今後のABTを支える重要な子会社が設立されていたことを知る者は少ない。2018年に設立された「ABT Eライン」社がそのひとつである。
ABT Eラインは、2009年にはすでにその設立の検討が始められ、2013年には商用車のVW「キャディ」をベースとしたエレクトリック・ヴィークル(BEV)の試作に成功している。
そして正式にABT Eラインが設立された後は、VWCV(VWコマーシャル・ヴィークル)のオフィシャル・プレミアム・パートナーとして、商用車のBEVへの改造をおこなっているのだ。
そのABT Eラインから今回発表されたニューモデルが、「ABT eトランスポーター 6.1」と呼ばれるモデルだ。
ベースとなるのは、商用車のVW「トランスポーター・コンビ」、または乗用車のVW「カラベル」として販売されているワンボックスのロングホイールベース車である。
ABT Eラインが、まず大きな特長としてアピールしているのは、BEV化しても、最大で6.7立方メートルの貨物スペースは完全に保持することが可能であること。荷物を運ぶことがクライアントのほとんどの目的であるため、これは絶対に譲れない条件だった。
最大積載量はトランスポーター・コンビでは1096kg、カラベルでは977kg。ブレーキ付きトレーラーは、最大1500kgまで積載が可能だ。
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