大出力は本当に必要!? 凄まじく高性能なターボエンジン車5選
もはやレーシングカーの領域に到達したプレミアムコンパクトとは
●BMW「X3 M コンペティション」
古くからBMWのモータースポーツ活動を支えてきた「BMW M社」は、現在、BMWの高性能モデルや特別注文プログラム「BMW Individual」による車両の製造などをおこなっており、「M」が付けられたモデルは特別な性能が与えられます。
これまで、「M3」や「M5」といったモデルがMハイパフォーマンスモデルの代表的な存在でしたが、現在はSUV「Xシリーズ」にも展開されており、なかでももっともコンパクトなモデルで高性能なモデルが「X3 M コンペティション」です。
X3シリーズは初代が2004年に発売された同社のSUVラインナップの末弟としてデビュー。その後、さらにコンパクトな「X2」と「X1」が登場したことで、ミドルクラスに位置するモデルとなりました。
現行モデルは2017年に登場した3代目で、シリーズ初のMハイパフォーマンスモデルのX3 Mは、2019年に追加ラインナップ。
搭載するエンジンは3リッター直列6気筒ツインターボで、X3 Mの480馬力に対してX3 M コンペティションでは510馬力を誇ります。
外観ではブラックアウトされたキドニーグリルに、迫力ある大きな開口部が特徴のフロントバンパーで、威圧感は満点です。
また、リアも大径の左右4本出しマフラーによって、高性能さを強くアピール。Mスポーツ・エキゾースト・システムによって、力強いエキゾーストノートを奏でます。
駆動方式は4WDの「M xDrive」を採用し、8速ATを介して510馬力を4輪へと伝えます。
●メルセデスAMG「AMG A45 S 4MATIC+」
1997年に発売されたメルセデス・ベンツ初代「Aクラス」は、同社初のFF乗用車であり、「Cクラス」よりもさらにコンパクトなエントリーモデルとして開発された5ドアハッチバックです。
それまでプレミアムカーを主軸としていたメルセデス・ベンツのイメージとは大きく異なっていたことで、Aクラスは世界中から注目されました。
外観はボンネット部分が極端に短く背が高いトールワゴンタイプで、コンパクトミニバンのようなボディ形状となっており、欧州のみならず日本でもヒットしました。
その後、2004年に登場した2代目はキープコンセプトとされましたが、2012年に発売された3代目ではコンセプトを大きく変え、全高の低いプレミアムコンパクトへと一新。
そして、現行モデルは2018年に登場した4代目にあたり、超高性能な「AMG A45 S 4MATIC+」をラインナップしています。
AMG A45 S 4MATIC+に搭載されるエンジンは2リッター直列4気筒ターボで、最高出力は421馬力を発揮。リッターあたり210馬力以上のパフォーマンスは、ひと昔前のレーシングカーの領域で、現在、販売されているモデルのなかでは世界最高です。
トランスミッションは8速DCTで、駆動方式はフルタイム4WDを採用。足まわりでは電子制御ダンパーを装着することで、俊敏性と安定性を両立しながら、快適な乗り心地を実現しています。
AMG A45 S 4MATIC+の価格は798万円です。
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昭和から平成にかけて登場した高性能なターボエンジン車は、アクセルを踏んでからトルクの増大までワンテンポ遅れる、いわゆる「ドッカンターボ」と呼ばれたモデルが多い印象でした。
しかし、現在のターボエンジン車では踏み始めからのレスポンスが良く、なかにはターボエンジンとは気が付かないほど、リニアに加速するモデルもあります。
クルマとしては正しい進化であり、パワーも比較にならないほどですが、昔のドッカンターボの加速感も忘れがたいものがあり、いまのターボエンジン車が物足りないと思う人も多いのではないでしょうか。
う〜ん。
刃物は切れ味がいい方が安全だとは言うけど、ロードレイジャーに刃物を持たせるのはな〜。
「アクセルを踏んでからトルクの増大までワンテンポ遅れる、いわゆる「ドッカンターボ」と呼ばれたモデルが多い印象でした。」
では無く、エンジンを高回転まで回さないと能力を発揮できない非効率なタービンだったせいで、加速中に突然ドカン!!と馬力が上がるから「ドッカンターボ」なの←
乗れば解るけど、正直ワンテンポ何てもんじゃ無いよ?