なぜトラックの迷惑駐車多い? 合流車線の路駐は危険! 違法でも減らない理由とは
SA・PAの加速・減速レーンでも迷惑駐車が多発中!?
トラックなどの大型車による迷惑駐車は、合流車線だけでなく、高速道路のSA・PA(サービスエリア・パーキングエリア)の加速レーンや減速レーンで駐停車する様子も目立っています。
合流車線の駐停車と同様、後方から高速の車両が来た際、重大な事故に繋がりかねません。
これらの状況について、NEXCO各社では、ラバポールの設置やパトロールなどを強化しています。

しかし、こうした対策を講じてもなお、無理やり駐車禁止域に乗り入れて駐停車するトラックなどが後を絶ちません。
では、どうしてSA・PAの加速レーンや減速レーンで迷惑駐車が多発するのか、この見解について前出の全日本トラック協会の担当者は次のように話します。
「こうした問題が多発しているかどうかについて、協会側では把握しておりません。
なお、SA・PAについては大型車の駐車マスの絶対数が不足していることに加え、一般の乗用車が大型車の駐車マスに駐車してしまうこともあり、トラックが駐車したくても難しい状況があります。
そのため、当協会では平成28年度の税制改正・予算要望より、高速道路のSA、PAにおけるトラック駐車マスの整備・拡充を要望してきており、最近は大型車の駐車マスが増加しつつあります」
※ ※ ※
NEXCO各社の発表によると、首都圏などの主要都市に近いSA・PAでは、大型トラックのドライバーたちが仮眠をとる深夜帯においての混雑や、日中の普通車のドライバーによる大型マスの利用などによって、適切な駐車マスの利用が出来ていないといいます。
こうした問題を解消するため、NEXCO各社では2019年から2020年にかけて、駐車マスの拡充や駐車マス適正利用の呼びかけにより、徐々に駐車マス不足の解消に向かっているようです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。









