なぜ新車の目立たないショールームを開設? 三菱「マイ プレイグラウンド」の狙いとは

三菱は、新しい本社ショールーム「MI-Playground(マイ プレイグラウンド)」を2020年9月1日にオープンします。あえてクルマが目立ちすぎない配置にしたといいますが、いったいなぜなのでしょうか。

敷居を下げることが目的の三菱新ショールーム

 三菱は、東京都港区の本社に隣接する本社ショールーム「MI-Playground(マイ プレイグラウンド)」を2020年9月1日にオープンします。

 ふたつのフロアからなるマイ プレイグラウンドは、あえてクルマの存在を目立たさせず、生活に溶け込むスポットとなるよう設計されたといいますが、そのようなつくりにした理由はいったいなんでしょうか。

三菱「マイ プレイグラウンド」で展示されていた「エクリプスクロス」
三菱「マイ プレイグラウンド」で展示されていた「エクリプスクロス」

 モダンなデザインに、木目柄をアクセントとして加えた内装が印象的なマイ プレイグラウンドは、1階では最新の三菱車が展示され、2階はカフェスペースとなっています。

 そして、ショールーム内にはクルマが所狭しと置かれている訳ではなく、ロゴマークのスリーダイヤも控えめに配されています。

 このようなレイアウトとした理由として、三菱の広報担当者は次のように話します。

「一般的に、クルマのショールームは敷居が高いというイメージを持たれがちだったことから、気軽に入ってほしいという想いで、クルマや三菱を意識させすぎない設計としました。

 そのため、あえてスリーダイヤを掲げる場所も少なくしています。これは、銀座にある弊社のブランド発信拠点『MI-Garden GINZA(マイガーデンギンザ)』とも同じ狙いです」

※ ※ ※

 1階には「デリカD:5」や「アウトランダーPHEV」、そして「eKクロススペース」などが展示されているほか、イスと机のあるフリースペースも設置。

 前出の広報担当者は「1階は、飲食店街と隣接しているので、ランチの後にも気軽に立ち寄って欲しいです。フリースペースでは、今後ワークショップなども検討しています」と話します。

 また、1階の壁の一部には初代「デリカ」のイラストがありますが、これは三菱の社内デザイナーが描き下ろしたイラストで、実車よりも大きく描かれているということです。

 初代デリカの側面は一部が切り抜かれ、ミニカウンターのあるキッチンカー風になっていて、今後は飲食物の提供も検討していると前出の広報担当者は説明しました。

 駅から繋がるペデストリアンデッキ(歩行者用通路)からアクセスすることも可能な2階では、フルーツティーやスイーツなどが提供されます。

 フルーツティーは、ベースとなるお茶や使われるフレッシュフルーツ、ドライフルーツ、シロップがそれぞれ違う「Otona PURPLE」、「Fresh GREEN」、「Bright YELLOW」、「Beauty RED」などがあります。

 ドライフルーツは、自由が丘にあるドライフルーツ専門店「自由が丘アラカルト」によるもの。

 お店のスタッフによると「イートイン・テイクアウトのどちらも承りますが、イートインではドライフルーツを立てて盛り付けるので、より写真映えするように提供しています」ということです。

 マイ プレイグラウンドは、1月1日から3日の期間を除き毎日営業します。営業時間は、1階は10時から19時まで、2階は10時から21時までですが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、当面の間は1階の営業時間を10時から18時に短縮するということです。

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