即完売は必至! これから争奪戦もあり!? 話題の限定車3選
カナダでは限定100台が4分で完売!? これから争奪戦必至の限定車とは
●ホンダ「シビックタイプR リミテッドエディション」
2020年2月20日にホンダは、2021年モデルの「シビックタイプR」をベースに、軽さと速さをさらに研ぎ澄ました限定車「リミテッドエディション」を公開しました。
日本をはじめ、欧州、北米、オーストラリアなど全世界で約1000台が限定販売され、日本では200台限定で2020年秋に発売予定とアナウンスされています。
なお、シビックタイプRはイギリス工場で生産されているモデルで、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、改良型の2021年モデルの生産が遅れ、このリミテッドエディションも発売が延期されました。
リミテッドエディションは、エンジンの冷却性能向上やブレーキの改良、内装の質感が改善された2021年モデルのシビックタイプRに加え、1990年代のタイプRを彷彿とさせるサンライトイエローの復刻カラー『サンライトイエローII』とブラックの2トーンカラーを採用。さらにBBS製20インチ鍛造アルミホイールとミシュラン製パイロットスポーツ Cup2と、リアワイパー、トノカバーなどの装備類を廃止することで、軽量化を図っています。
また、リミテッドエディションは2020年7月に、三重県鈴鹿サーキットにおいてFF車最速となる2分23秒993というラップタイムを記録。すでに、さらに進化した実力を証明しています。
価格はまだ発表されていませんが、2020年9月上旬に、販売方法とともに明らかになるとアナウンスされています。
ちなみにカナダでは、限定100台が4分で完売したので、おそらく日本でも凄まじい争奪戦が繰り広げられると思われます。
※ ※ ※
高性能モデルの限定車は、これまでも注目され、即完売というのが通例です。一方で、海外のメーカーでは、さらに特殊な販売方法がとられる例があります。
たとえば、フェラーリは数年に1度「スペチアーレ」と呼ばれる限定車が販売され、代表的なモデルでは「F40」、「F50」、「エンツォフェラーリ」などがあります。
これらスペチアーレは、発表された時点でオーナーが決まっていることがあり、お金さえあれば買えるとは限りません。
フェラーリが認めた「特別なお客様」に優先的に販売されるためで、これまでフェラーリにどれだけ貢献してきたか、コレクションしてきたかなどが重要視されます。
仮に、スペチアーレを購入するかとオファーがあっても断った場合、次のスペチアーレではオファーされないこともあるという、日本のメーカーでは考えられないような商売が成り立っています。