超絶進化の三菱「ランエボVIII」はデザイン不評!? 完成度を極めた「MR」登場
内容的には「ランエボ8.5」ともいえる「MR」登場
ランエボVIIIの登場からわずか1年後の2004年、さらに熟成された「ランエボVIII MR」なる進化版が登場します。

「MR」とは「Mitsubishi Racing」の頭文字で、メーカーが認めたスペシャルなモデルにのみ名付けられるネーミングです。
進化の度合い的には「ランエボ8.5」ともいえる「MR」ですが、量販車初となるアルミ製ルーフを採用したことで10kgの軽量化を実現。
足回りはビルシュタイン製ショックアブソーバーで強化され、ヘッドライトやテールランプのブラックアウト化、リアウイングを専用のガンメタリック塗装とするなど、見た目にも手が加えられています。
さらにエンジンは、ランエボVやランエボVIと同様に大容量タービンが採用され、最大トルクが40.8kgm(6速MT)にまで増加。その完成度の高さから「最後のエボモデルか」とウワサになりました。
ランエボVIIIは6061台、ランエボVIII MRは3030台の販売台数を記録しましたが、ユーザーが徐々にスポーツカー離れを起こしはじめており、この後のモデルでは販売台数が緩やかに減少していくことになります。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。
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