爆速「タイプS」が復活! アキュラ史上最速セダン「TLX 2021年モデル」登場
アキュラのスポーツセダン「TLX」の新型モデルが、2020年9月に北米で発売されます。新型TLXには、7年ぶりに復活する「タイプS」も設定されます。
NSXの技術も投入されているアキュラ新型「TLX」
アキュラのスポーツセダン「TLX」の2021年モデルが、2020年9月28日に北米で発売されます。最新バージョンのTLXは、どのようなモデルなのでしょうか。
新型TLXは、スポーツカーのようなシルエットに、アキュラを象徴する大型のダイヤモンドペンタゴングリルがダイナミックな表情を生み出すとともに、新型のデイタイムランニングライトと4ランプジュエルアイヘッドランプを組み合わせ、パワーとパフォーマンスを表現しました。
リアはフェンダーが強調されたアグレッシブでワイドなスタンスで、たくましさが感じられます。
「アキュラ・プレシジョン・コックピット」にインスパイアされた高級感のあるインテリアは、本物の金属や木材があしらわれており、直感的におこなえる操作性など、ファーストクラスのシーティング体験を提供します。
10.2インチHDセンターディスプレイを備えたアキュラの「トゥルータッチパッド インターフェイス」や17スピーカーのELS STUDIO 3Dプレミアムオーディオシステム、最大27のテーマを備えた色と強度の調整が可能なLEDインテリアアンビエント照明なども装備されました。
パワートレインは、従来型では3.5リッターV型6気筒エンジン(9速AT)が搭載されていましたが、新型TLXでは272馬力を発生する新設計の2リッターターボと10速ATが組み合わされています。
また新型TLXは、ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションを採用したスポーツチューンシャシや、「NSX」由来の電動サーボブレーキシステム、アダプティブダンパーの採用など、性能面でのさらなる向上が図られています。
運転支援システムとして、最新の「アキュラウォッチ」を標準装備。新型TLXでは、渋滞時に先行車の追従しながら車線中央を維持するようにステアリング操作をアシストする「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転アシスト機能)」と、走行中に認識した道路標識情報をメーター内などに表示する「標識認識機能」が追加されました。
さらに業界初の次世代助手席フロントエアバッグを採用。助手席横サイドら包み込む形状のエアバッグを装備することで、被害軽減を図ります。
新型TLXの価格は、3万7500ドルから4万6300ドル、日本円で約396万円から約489万円です。
NSXにも搭載されている、トルクベクタリングを実現する全輪駆動システム「SH-AWD(スーパーハンドリングAWD)」は、全グレードにオプション設定。2000ドル(約21万円)で装備することが可能です。
さらに、「アコード」以来7年ぶりの復活となる「タイプS」も設定されます。こちらは355馬力の3リッターV型6気筒ターボエンジンを搭載し、アキュラセダン史上最速のパフォーマンスを発揮するといいます。
スポーティな専用デザインを採用するなど、スペシャルなモデルとなっていますが、発売は2021年春、価格は5万ドル台前半から中盤になる予定です。
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