渋滞激減!? ネクスコがお盆期間の交通状況を発表
高速道路を管理するネクスコ各社は、お盆期間における高速道路の交通状況速報を発表しました。
交通量・渋滞回数は共に激減
高速道路を管理するNEXCO(ネクスコ)各社が、お盆期間(2020年8月7日から8月18日)における高速道路の交通状況速報を発表。すべての地域で交通量は激減する結果となりました。
ネクスコによると、全国の高速道路の主な区間での交通量は、2019年と比べて33%減少。10km以上の渋滞回数は、昨年は436回でしたが今年は149回に減少(66%減)しています。
また、30km以上の渋滞回数は39回が6回に減少(85%減)、10km以上の渋滞発生箇所をみると、首都圏での渋滞発生が約8割を占める結果となりました。
地域別の発表では、ネクスコ西日本の管轄する主な15区間での1日あたりの断面交通量は、2019年と比較して10日間の平均で31%減少。10km以上の渋滞発生回数は81%減少する結果となっています。
最大渋滞長については、下り線で8月9日10時55分頃の湯浅御坊道路 川辺第一TN付近を先頭に22.9km、上り線で8月16日19時05分頃の湯浅御坊道路 有田南IC付近を先頭に20.9km でした。
ネクスコ西日本中国支社が管轄する主な4区間の平均断面交通量は、2019年の同期間と比較して約36%減少。期間最大日交通量は、4区間の平均で約44%減少となっています。
5km以上の渋滞発生回数は合計4回(昨年比44回減)でしたが、このうち事故や故障車等が関係する渋滞の発生回数は、3回でした(2019年比24回減)。
最大渋滞長は、下り線で8月7日17時45分頃、E2山陽自動車道 西条インターチェンジから九州方面におよそ3km先の米満トンネル付近を先頭に、高屋ジャンクション付近までの約9.1km(志和インターチェンジ~高屋ジャンクション間)、上り線では8月15日17時15分頃、E2山陽自動車道 山陽インターチェンジを先頭に、岡山インターチェンジ付近までの約9.2km(山陽インターチェンジ~岡山インターチェンジ間)でした。
ネクスコ西日本四国支社が管轄する地域では、1日あたりの断面交通量が10日間の平均で、高松道で34%、徳島道で37%減少。さらに、四国支社管内ではお盆期間、事故等を原因とした渋滞も含め、5km超えの渋滞は発生しませんでした。
ネクスコ西日本九州支社管轄地域での5km以上の渋滞発生回数は、上り線1回、下り線1回の合計2回(2019年比62回減少)で、下り線は8月12日、九州自動車道 広川インターチェンジ付近を先頭に事故を起因とした渋滞で、最大約6kmまで延伸しました。
上り線は、8月10日、九州自動車道 宮の陣バスストップ付近を先頭に事故を起因とした渋滞で、最大約8kmまで延伸。主な4区間の1日あたりの断面交通量は、2019年より約32%減少し、期間最大日交通量は約35%減少した結果です。
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コロナ禍の影響により全国的に移動が自粛傾向にある日本。その影響は、お盆期間にも色濃く表れており、交通量・渋滞共に大きく減少しています。
これは、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されているなかで、多くの人が率先して「自粛」を選択しているともいえる結果です。
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