ガンッ! なぜ給油が勝手に停止!? 満タン停止は給油口の角度で変わるのか

燃料タンクまでの配管レイアウトに決まりはあるのか?

 燃料の入れすぎを防止するためのオートストップ機能。満タン前に作動してしまう原因のひとつに、クルマの給油口付近や燃料タンクまでの配管の構造があるようです。

 このようなトラブルを防止する為に、クルマの給油口付近や燃料タンクまでの配管の構造に決まりはないのでしょうか。

 実は、給油口や燃料タンクまでの配管の構造については法律で事細かに決められているわけではありません。

 国土交通省が定める道路運送車両の保安基準の燃料装置に関する内容では、燃料タンクの配管の配置について、「燃料タンクおよび配管は、堅ろうで、振動、衝撃等により損傷を生じないように取り付けられていること」といった決まりがあります。

 また、配管の基準について「燃料配管の継手、弁等は排気管、消音器等高熱を発する装置に近接して設けられていないこと」といった決まりはあるものの、配管のレイアウトや太さ、燃料が流れる際の基準値や条件など細かな部分がとくに定められていません。

給油前には静電気除去シートに必ず触れてから給油をおこないましょう!
給油前には静電気除去シートに必ず触れてから給油をおこないましょう!

 給油口部分にあたる燃料タンクの注入口及びガス抜口に位置については、「燃料タンクの注入口およびガス抜口は、排気管の開口方向になく、かつ、排気管の開口部から300mm以上離れていること」という記載があります。

 なお、「通常の運行において燃料が容易に漏れない構造であること」といった内容はあるものの、給油時に不具合をおこさない為の具体的な条件や基準は定められていません。

 そのためクルマの構造によっては、燃料がスムーズに流れにくかったり、跳ね返りやすい、空気が抜けづらいといったレイアウトになってしまうこともあり、満タン前に給油時のオートストップ機能を作動させてしまう原因となっているようです。

【画像】給油口の中身ってこうなってるの!? 意外な構造を見る!(13枚)

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3件のコメント

  1. 乗用車でディーゼルだとほぼ空の状態から満タンにすると、たまに燃料が泡立ち満タンにならない事も。以前、距離から40 L以上は入るはずが30しか入らず、継足し給油するも5Lほどで時間切れ。すぐ隣で買い物し、再度給油するとやはり5Lほど入りました。同じ給油所で入れているとどうやら特定の給油機で特定の時期に起きる様です。
    後は、軽油に限らないがエア抜きの配管から逆流した燃料が原因の事もある。

  2. 我が30年以上前のドイツ車では、ノズルをしっかり奥へ&レバーをきちんと握る、をするとノズルの型式によるが悪いときは10秒かからずにストップする。
    だから1/3ほど給油口からノズルを出す&レバーは半握りにしなければならない(^_^;)
    最新式のノズルはストップせずちゃんと給油できるので、ノズルのほうも改良が進んでいるんでしょうね。

  3. 湧油防止キャップ付トリガーならノズルも短いのでかなり満タンまで給油できるし、セルフであってもトリガーロックも付いていて便利である。1/20店舗くらいの割合で存在している。

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