月販5000台以上 メルセデス・ベンツが日本でもっとも売れる輸入車のワケ
もっと身近に! 既存のカスタマーとは違う層へアプローチ
メルセデス・ベンツ日本は、2000年代以降、ユーザーにより「身近に」感じてもらうための取り組みをしています。
まず、展示会の開催地の幅が広がっています。大手ショッピングモールや住宅展示場といったファミリー層が集まる場所で開催することで、気軽にメルセデス・ベンツに触れることができるようになりました。
また、東京や大阪で展開しているクルマを売らないアンテナショップ「メルセデス ミー」は、車両販売が目的ではなく情報発信をメインとしています。施設内のカフェやレストランへ気軽に立ち寄ってもらい、展示してあるメルセデス・ベンツに興味をもってもらうことが目的です。
もともとは、2011年に18か月限定オープンとして「メルセデス・ベンツ コネクション」というネーミングで六本木に出店されたのが始まりでしたが、好評だったことからいまでは大阪や羽田空港内などにも展開しています。
2017年より「メルセデス・ベンツ コネクション」は、「メルセデス ミー」という名称に変わりました。また、東京の六本木や大阪では「TRIALCRUISE」というサービスをおこなっており、事前に試乗したいクルマを予約して、メルセデス・ベンツの最新モデルを試乗できるようになっています。
そのほか、2012年には「Aクラス」のプロモーションとして短編アニメを制作し、若い世代へのアプローチをおこないました。当時リアルタイムでアニメCMを見た30代男性は「お高いイメージだったのに、アニメを見て好感が持てた」と話しており、こうしたプロモーション戦略も効果を発揮していることがわかります。
そして、意外にも大きな影響を与えたのが呼び方でしょう。
1899年、オーストリア・ハンガリー帝国の領事であったエミール・イェリネックは、ダイムラー社から購入したクルマを販売する際に、クルマに自分の愛娘の名前「メルセデス」と名付けることを希望、1902年には、ダイムラー製品の名前として「メルセデス」が商標登録されます。
「ベンツ」も、本来女性の名前である「メルセデス」と呼ぶことで、ユーザーに親しみやすいイメージを与えているのではないでしょうか。
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メルセデス・ベンツは、手の届かない存在から親しみやすいクルマへ、様々な取り組みが功を奏して日本国内でのシェア率を着々と高めているようでした。
なお、2020年6月には、国内の自動車市場で主流となりつつあるSUVジャンルに向け、新型「GLA」「GLB」をオンライン発表会にてお披露目しています。
ん〜、ギリギリW204までかな?
W222も日本の出任せモータージャーナリストの口数に救われてる感じかな?