トヨタ「2000GT」の部品が再生産された!? メーカーによる旧車生活サポート3選
トヨタも始動した旧車サポートとは!?
●トヨタ「GRヘリテージパーツプロジェクト」
トヨタがモータースポーツ活動から得られた知見と経験を生かし、市販車へフィードバックすることで誕生した「GR」シリーズ。
16年ぶりに復活した「スープラ」や「GRヤリス」が代表的な存在ですが、2020年1月には旧型車の部品を再販する「GRヘリテージパーツプロジェクト」が開始されました。
手始めに「A70型/A80型スープラ」の部品を復刻。プロペラシャフト、ドアハンドル、ヘッドライトユニット、ブレーキブースターなど多岐にわたります。
そして、2020年7月にはトヨタ「2000GT」の部品の復刻を開始。トランスミッションのギヤやオイルシール、ファイナルギヤなどを、当時の図面から製作しています。
さらに、現在はユーザーが復刻してほしい部品のリクエストを受け付けており、GRヘリテージパーツのWebサイトにリクエストフォームが用意されているなど、今後、さらなる復刻部品や車種の拡大が期待できるでしょう。
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こうした部品の再販やレストアサービスは、国産メーカーではホンダもおこなっており、「ビート」の部品の再販と、「NSX」のレストア(リフレッシュプラン)を実施。
また、ボルボも「ボルボ・クラシック・ガレージ」で、ユーザー車両のリフレッシュや、レストア済み車両の販売など、希少なモデルでなくてもサポートが受けられます。
海外の高級車ブランドでは、こうした試みは古くからおこなわれていましたが、日本メーカーでも普及してきたのは、旧車オーナーにとって朗報ではないでしょうか。
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