小さいイケメン「ミニカムリ」!? トヨタ新型「ヴィオス」登場 現地ユーザーの反応はどう?
トヨタが東南アジア向けに展開している「ヴィオス」に2020年モデルが登場しました。東南アジアで根強い人気を誇るコンパクトセダンを、現地の人々はどのようにとらえているのでしょうか。
ヴィオスは「適地適車」を具現化したモデル
「適地適車」の精神の下、世界各国の市場ニーズに合わせたラインナップを展開しているトヨタですが、フィリピンをはじめとする東南アジア圏では「ヴィオス」というコンパクトセダンを主力車種として販売しています。
2002年に初代モデルが登場したヴィオスは、世界各国で販売されていたコンパクトハッチバック「ヤリス」のセダンバージョンという位置付けでした。
初代ヴィオスは、トヨタの小型セダン「プラッツ」を流用して開発されました。2005年には2代目へとフルモデルチェンジし、「ベルタ」の名前で日本国内でも販売されました。
現行モデルとなる3代目は2013年に登場。日本国内ではセダンの需要が減少していることもあり国内導入はされませんでしたが、東南アジア圏では依然として人気のボディタイプであることから、より現地のニーズに応えたモデルとなりました。
現行ヴィオスは、全長4425mm×全幅1730mm×全高1475mmと、日本仕様の「カローラ(セダン)」よりもさらにひとまわり小さいボディサイズとなっていますが、全高はカローラセダンに比べて40mm高くなっています。
欧米諸国では「ロー&ワイド」が優れたクルマのデザインとされることが多いなかで、実用性も重視している点が東南アジア市場の特徴です。
一方で、デザイン性に乏しいわけではありません。近年のクルマには、フロントマスクは大胆かつ特徴的なものが採用されることが多くなっていますが、そうしたトレンドは東南アジアなどの新興国が発祥とされています。
ひとめでどのブランドかわかることが重要という地域性に合わせて、ヴィオスもトヨタオリジナルの「キーンルック」を採用し、切れ長のヘッドライトと合わせて精悍な顔つきとなっています。見方によっては、ミドルセダンの「カムリ」を小さくしたデザインにも見えます。
一方、パワートレインはコストパフォーマンスの高いコンパクトなものが採用されており、1.3リッターと1.5リッターの2種類となっています。組み合わされるトランスミッションは、整備性に配慮した5速MT/4速ATに加えて、現在では7速スーパーCVT-iも選択することが可能です。
近年では安全・快適装備も重要視されており、ヒルスタートアシストやトヨタビークルセキュリティシステム、カメラ付きパーキングセンサーに加えて、ISOFIXシートアンカーや最大7つのエアバッグなども装備されています。
また、価格については、販売される地域に合わせて、装備やグレード設定を大きく変更していることが特徴です。そのため、地域ごとに価格帯が異なりますが、フィリピンの場合、日本円で約142万円から236万円程度で販売されています。
この車、旧カローラがベースなのは一目瞭然です。新型!として紹介するのは構いませんがそのあたりを検証して記事にしてもらいたい。
ヴィオスかぁ。三菱ミニカにヴォイスってなかったっけ?